――本作のテーマである「交換日記」について、どんな印象をもたれましたか。
僕が高校生ぐらいになった頃はSNSとかを普段使いするようになった世代だと思うのですが、実際「交換日記」はやったことがなかったです。小学校とかの時、手紙はギリギリあったかな…。直筆の日記とか手紙って、文字から相手の心情が伝わってくる感じが素敵だな、いいなって思っていました。
――本作では、友達とカラオケに行ったり球技大会があったりと、高校生らしい日常が描かれていましたが、高橋さんが高校生の頃は、どんなことを楽しんでいましたか。
ゲームセンターとボーリングとバイトの3択ですね。友達みんなで何かを極めるということにハマっていた時期があって、ゲームセンターで対戦型の車のレースとかそういうゲームに夢中になったり、ボーリングは休日に朝9時から夕方5時までの投げ放題プランで投げ続けたり。バイトは飲食店でした。高校生の頃の僕は、その3つで成り立っていましたね。
――瀬戸山は元・サッカー部ですが、高橋さんは高校生の頃はスポーツはやっていましたか。
中3までバレーボールをやっていましたが、高校ではやっていなかったです。この作品のためにサッカーの練習を始めたのですが、すごく難しかったです。ずっと手を使うスポーツをやってきて、足を使うスポーツは未経験だったので、こんなに違うんだと思いました。
――本作で瀬戸山と希美は、好きな音楽が一緒だったこともキーポイントになっていますが、高橋さんはどんな話題だと会話が弾みますか。
ごはんの趣味が合うと嬉しいですね。苦手な食べ物とか、好きな食べ物とか、どういうものを食べたいとか、特別な日にはこういうものを食べたいとか。僕自身が食にすごく興味があるので、食に興味がある人がいいですね。
――瀬戸山は好きな人へのアプローチがとても積極的に見えましたが、高橋さん自身は好きな人へはどんなアプローチをするタイプですか。
僕も瀬戸山と近いと思います。会ってちゃんと言葉で伝えるタイプです。
――瀬戸山に対する希美のように、自分とは正反対なタイプに惹かれるというのはどう感じましたか。
わかります。やっぱり自分にないものを持っている人って魅力的に見えると思うんです。大人になると職業とか趣味とか、そういうものも含めて惹かれ合うんだと思いますが、学生時代はもっと人間の根本の性格が重視されている気がして…。自分と照らし合わせて、足りないものをたくさん持っている人に惹かれていくのは、すごく素敵な、真っ直ぐな恋愛だなと思っていました。
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