この度、そんな魅力溢れるキャラクターに声で命を吹き込んだキャスト陣の“収録の裏側”を収めた特別映像が解禁となった。
本映像内で、犬のしつけまでしたという、まさかのトレーニング秘話を披露したのは、アリエルと恋に落ちる王子エリック役を務めたジョナ・ハウアー=キング。
ロブ・マーシャル監督はかねてより「アニメーション版のエリックは平面的なキャラになっていて、彼の背景となる物語や彼の行動を突き動かす感情や欲求はよく分からないんだ。実写版では、そこを探求したいと思った。実写版のエリックは、アリエルと表面的でなく深い部分で通じあっている。お互いの共通点を発見していく2人の姿を描いているんだ」と実写版へのアップデートを語っていたが、思わず恋してしまうような共感性が、ジョナが演じた実写版エリックにはたっぷりと詰まっている模様。
そして、おしゃべりなカツオドリ、スカットルの声を務めたオークワフィナは本映像内で、収録現場に居合わせた制作陣や共演者が吹き出すほどのユニークなアドリブ力を披露している。
ロブは、オークワフィナ、セバスチャンの声を務めたダヴィード・ディグス、フランダーの声を務めたジェイコブ・トレンブレイのことを、3人まとめて“スリー・アミーゴズ”という愛称で呼んでいたそうだが、彼らに声を吹き込んでもらう際、アリエル役のハリー・ベイリーをはじめとした俳優陣の前で収録したそう。
ロブは別のインタビューで「俳優さんたちに目の前で演じてもらいながら声を入れてもらい、他の俳優さんたちと関係性を持たせてリアルさをもたらすことが出来ました。実写としっかり統合されていることが、わたしにとってはとても重要だったからね。声入れだけ誰かにセリフ一つだけ喋って貰って、はい、終わりではなく、声の出演者にもしっかりキャストのひとりになってもらうことが大事でした」と説明。愉快な撮影現場で収録した“スリー・アミーゴズ”の可愛すぎる姿は必見だ。
そのほか本映像内には、ロブ・マーシャル監督らが“彼女のほかいなかった”とまで語る、アリエル役を演じられる唯一無二の歌声を誇るハリー・ベイリー、悪役なのに好きになってしまう不思議な魅力を纏った海の魔女アースラを演じたメリッサ・マッカーシー、アリエルとの父娘関係も泣けると話題の海の王トリトンを演じたハビエル・バルデムの姿も。収録映像を見ることで、実力派キャストが演じる彩り豊かなキャラクターたちの物語に、より期待が高まる。
なお本作では、字幕版だけでなくプレミアム吹替版も人気。劇中歌「パート・オブ・ユア・ワールド」で美しい歌声を披露しているのは、ミュージカル界で活躍する若手スターでアリエル役の豊原江理佳。セバスチャン役には人気声優の木村昴、エリック役にはミュージカル界のプリンス海宝直人、トリトン王役にはベテラン声優の大塚明夫と、豪華面々が顔を揃える。実写版、プレミアム吹替版ともに魅力的なキャスティングで、どちらで鑑賞するか迷ってしまうほど。
実写映画「リトル・マーメイド」は全国の劇場にて公開中。
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