清原果耶、初の宮藤官九郎脚本作品参加もセリフ量少なく「もっといっぱい喋りたかったなあ(笑)」

2023/06/22 22:56 配信

映画 会見

清原果耶※ザテレビジョン撮影

清原果耶が、6月22日に都内で開催された映画「1秒先の彼」のプレミア舞台あいさつに岡田将生福室莉音片山友希しみけん山下敦弘監督と共に登壇。撮影エピソードなどを語った。

山下監督×脚本・宮藤官九郎の初タッグ


同映画の原作は第57回台湾アカデミー賞最多受賞作である「1秒先の彼女」。男女のキャラクター設定を反転させ、京都を舞台に何をするにも人より1秒早い“ハジメ”(岡田)と1秒遅い“レイカ”(清原)の消えた1日を巡る物語だ。山下監督と脚本・宮藤官九郎が初タッグを組むことでも注目を集めている。

白のワンピースを身にまといニコニコしながら登壇してきた清原は「舞台あいさつが久しぶりで、すごく緊張しています…」と照れ笑いをしながらあいさつ。

これが山下監督と初めてのタッグという清原は「本当に終始温かい、優しい、柔らかい現場だったなと撮影当時から思っていたんですけど、出来上がった作品を見た時も全く同じようなことを思えて。おのおのの個性を否定せず、かと言って近寄り過ぎず、すごく優しい映画が出来たなと思いました」と、撮影を終えた感想を。

映画「1秒先の彼」プレミア舞台あいさつより※ザテレビジョン撮影

とてもすてきな撮影現場だったなと


また、清原は宮藤の脚本作品に参加するのもこれが初めてだという。実際に宮藤の脚本で演じてみて「インタビューとかで岡田さんの話を聞いていると、宮藤さんの脚本にはト書き(セリフ以外の動きや心情などの文)がないと。この映画の柔らかさとか心地良さは、宮藤さんの紡ぐ言葉の端々にちりばめられているのかなと思いました」と、印象を語る。

続けて「私、今回セリフが少ない役だったので、もっといっぱい喋りたかったなあ~って本当は思っていました(笑)。でも、心地よくて、セリフがなくてもとっても温かい気持ちになっていたので、とてもすてきな撮影現場だったと思います」とセリフ量が少ないことを残念がりつつ、温かい現場での撮影に充実感をにじませた。

一方、今作で清原とW主演を務める岡田は「何度かお仕事をさせていただいているんですけど、やっぱり宮藤さんの本は格別に面白くてですね。今回台湾オリジナルのリメイク版ということでどうやるんだろうと思っていたら男女逆転して、京都という町を選んでいる時点でもう既に成立していて。そこにハジメくんとレイカというキャラクターが乗ることで宮藤さんのセリフ回しが、本を読んでいてもこうやりたい、ああやりたいというのが思い浮かんでくる。またご一緒できて本当に良かったなと思っています」と、演じていて感じた宮藤脚本の面白さについて語った。

映画「1秒先の彼」は、7月7日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー。

◆取材・文・撮影=ブルータス・シーダ(STABLENT LLC)

映画「1秒先の彼」プレミア舞台あいさつより※ザテレビジョン撮影