コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、江戸川治さんの漫画「機械の母と娘の話」だ。
作者である江戸川さんが6月7日にTwitterに本作を投稿したところ、2.8万件を超える「いいね」が寄せられ、Twitter上では「涙腺崩壊した」「すごくいい話」「何回よんでもいい」「これ無料で読んでいいの?」などの反響の声が多数寄せられている。本記事では、江戸川さんに作品のこだわりなどについてインタビューをおこなった。
ある森で2人きりで生活する母と娘のニーコ。しかしニーコはある時から異変を感じ始める。時々母の姿がロボットに見えるのだ。その現象は歳を重ねるごとにひどくなっていく。幼いころからロボットは敵だと母に教わっていたニーコは必死に病気だと訴えかけるが、実はロボットに見えることは病気が治ってきている証拠であり、母の本来の姿はロボットだったのだ。
大きくなったミーコは狩りも料理も1人でこなせるようになり一人立ちできる状態に。母は自分がいなくてもミーコが生きていけると確信し、自分がミーコの本当の母親ではないこと、そしてロボットがミーコの実の母を殺していたことを告げる。母の話を聞いたミーコは、実は以前からその事実に気が付いていたことを告白し復讐をしようと計画を立てていたが…。
――「機械の母と娘の話」を描こうと思ったきっかけや理由があればお聞かせください。
盲目の人の前でロボットが人間のフリをしてたらおもしろいなと思ったのから膨らませてお話をつくりました。
――母と娘がお互い“母として”、そして“娘として”日常を過ごすことを全うしようとする姿が印象的ですが、本作に込めた思いやこだわった点などがあればお聞かせください。
ロボットの表情が無表情にも慈悲深い表情にも見えるように気をつけて、仏像の顔を参考にして描きました。
――本作の中で、特に思い入れのあるシーンやセリフがあればお聞かせください。
ロボットの母がスープをこぼしながら飲むシーンです。
――普段作品のネタ(ストーリー)はどのようなところから着想を得ているのでしょうか?
いろんなものにアンテナをはっておくようにしてます。
――江戸川治さんの今後の展望や目標をお聞かせください。
サスペンス系のお話が好きなので、そういうものを描けたらいいなと思っています。
――最後に作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
読者の方々のおかげでがんばれてます。これからもずっと描き続けますので、読んでもらえたら嬉しいです。
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