コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、漫画家であるすずゆきさんの『目は口ほどに物を言うボディーガード』だ。
5月に公開された同作は無口なボディーガードと彼から護衛を受ける女性の様子を描いた漫画で、2人が急接近する場面に「早く進展して欲しい」「続きが気になる!」などの声が続出。多くの読者の心も掴んだようで、同作を掲載したツイートには7万件以上の「いいね!」が寄せられている。
ある日、良いとこの娘である大学生のもとに「多口」という無口なボディーガードが派遣される。過保護な父のせいで、大学生になっても車で送迎をされることに嫌気が差し、送迎を断ったところ、父の命令によって多口がやってきた。
2人は彼女が高校生の頃からの関係で、今も変わらずにボディーガードと護衛される娘という間柄。当時から彼女は父の命令に従うだけの彼に対し、「無口で無表情」という印象を抱いていた。
歩きながら護衛してくれる多口と一緒に大学に向かっている道中、彼女は「高校生時代、車で送迎してくれている時に多口の目が不思議な色になっていた」ことを思い出す。
急に多口に向かい合うようにして立ち、「あなたの目を見れば あなたのこと 少しは分かるかなって」と言いながら多口の目を見つめ続ける彼女。すると、徐々に多口の瞳の色が変わっていく。
次の瞬間、田口は自転車から守るために彼女の体を引き寄せ、瞳の色が落ち着くまで彼女を離さないでいるのだった…。
“ボディーガードと護衛される彼女”という結ばれてはいけない関係の2人に対し、ネット上では「ボディーガードをクビになってもいいから付き合ってくれ!」「照れると瞳の色が変わる多口、可愛い」などのコメントが寄せられている。同作の作者であるすずゆきさんに、創作のキッカケや気に入っている場面などについて話を伺った。
――『目は口ほどに物を言うボディーガード』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
主従関係ものが大好きなので、それで何か描きたいなと思ったのがきっかけです。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
「多口の真面目なところが好き」と褒められて、普通に照れてしまっている多口のシーンです。
――ボディガードの多口は“感情によって瞳の色が変わる”という設定ですが、このアイデアはどのような時に思いついたのでしょうか?
昔から怒ったり気持ちが昂ったりすると、瞳の色が変わるというキャラを結構見てきたので、こういうのカッコいいな!と思っていました。それもあって、感情で瞳の色が変わるという設定にしました。
――「目は口ほどに物を言うボディーガード」はシリーズ化していく予定はありますか?
今のところはありませんが、気に入っているキャラ達なのでまた描けたらいいなと思っています。
――男女の恋模様や日常を描いた漫画を多く描かれていますが、制作する時に心がけていることがあれば教えてください。
会話のテンポや台詞など、なるべく自然に、読んでいる方もスッと理解してもらえるように心がけています。
――今後の展望や目標をお教えください。
今年中に1つ連載することを目標にしています。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
今後も執筆活動頑張りますのでどうぞよろしくお願いします。
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