ももいろクローバーZの高城れにが6月25日、神奈川・ぴあアリーナMMにてソロコンサート「30祭」を開催。開演前には囲み取材に応じ、「今後もアイドル活動を続けていきたい」と宣言した。「30祭」は、2016年から毎年ソロコンサートを実施している高城が、6月21日に30歳を迎え自ら企画・演出を務めるコンサート。公演では、高城が自身初となるソロ写真集発売のサプライズ発表を行った。
高城は「30歳は節目の年だと思う」とした上で、「ワンブロックワンブロック、幼いころに着ていた衣装をオマージュして今の自分が着てる、という設定にしているので、そこの見比べを楽しんでいただけるんじゃないかな」とコンサートの見どころを紹介。
また、「初のアリーナなので、今回は曲数も私のソロコン史上一番多い曲数にもなっていますし、とてもカロリーが高い、本当に見ているとあっという間に終わってしまうようなライブになるんじゃないかなと思います」と続けた。
年齢を重ねたことで、「やっぱり若さだけでは乗り越えられないんだなというのはひしひしと感じている」とも吐露。
「今までは『ももクロはまだ若手だから』みたいな、ちょっと甘やかされていた部分があったと思うんですけど、30代になったらそうは言ってられない」と語り、「自分の責任は自分で取ることだったり、お仕事に対しての責任感だったり、それこそ自分だけではなくて、自分の家族だったり、モノノフ(ファン)の皆さんの責任をちゃんとしっかり持って、今後もアイドル活動を続けていきたいなと思いました。世界一30代に見えない30代を目指したい」と今後のアイドル活動での目標を掲げた。
さらに「体力はつけたいです。私、それこそ若いころはあまり体を動かすのが正直好きじゃなくて、運動とかも大嫌いだったんですけど、ここ最近、マラソンに目覚めたりだとか、野球を自分でプレイしてみたいと思うようになったりだとか、結構アクティブなことに興味が湧いた」と告白。
続けて「めちゃくちゃ体力お化けと言われるくらいの30代を目指して頑張りたいなと思いました。『年を取ってパフォーマンスが落ちた』ではなくて、『パフォーマンス上がったね』と言われるような表現力を身につけたい」と宣言した。
コンサートを前に「めちゃくちゃ緊張しています」と本音ものぞかせ、「今日、全部間違えるという悪夢を見たんですよ」と苦笑。「やっぱり何年やっても何回やっても緊張というものはある」と打ち明け、「パフォーマンス面でも、今まで以上に激しいパフォーマンスになっているので、ダンスのキレだったり、そういったものを堪能していただけたらいいなと思います」と呼び掛けた。
◆取材・文＝山田健史
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