乃木坂46・山下美月と鈴木仁がW主演を務める「さらば、佳き日」(毎週月曜夜11:06-11:55、テレビ東京系)が現在放送中。同作は、茜田千の同名漫画を原作に、ある地方都市に“新婚夫婦”として引っ越してきた兄妹と、その親や友達、職場や近所の人々など、二人を取り巻くさまざまな人間関係を描くヒューマンラブストーリー。幼い頃から留守にしがちな両親に代わり、家事などをこなしてきたしっかり者で、保育園の先生として働く広瀬晃を山下が演じている。
WEBザテレビジョンでは、頼りないが心優しい性格で、絵本の出版社で働く晃の3歳年上の兄・広瀬桂一を演じる鈴木にインタビューを実施。キャラクターの魅力や、共演者の印象、撮影現場でのエピソードなどを聞いた。
――出演が決まったときのお気持ちをお聞かせください。
オファーをいただいたことをうれしく思いました。今までとは違った恋愛要素がある作品で、こういう新しい恋愛作品に挑むということで楽しみもありましたし、ただ明るい作品ではなく、無言の間やお互いを思う心の動きがある深みのある作品なので、そこにどう向き合っていこうかなという悩みもありつつ、撮影をすごく楽しみに待っていました。
――今回演じる広瀬桂一という役柄について、どんな印象を持ちましたか?
ぼけーっとフラットに生きているようで、“17年間兄を演じていた”など、そういう節々に出てくるせりふから、人との接し方を考えながら生きる器用な部分もある人間なのだなと思いました。それが意識的なのか無意識なのかははっきりとは言えないのですが…。
細かい自分作りじゃないけど、自ら自分のキャラクターを位置付けていくような人間なのだと作品を通して感じました。
――桂一の一番の魅力を教えてください。
のほほんとした人間味あふれる人物像ですかね。リアルに考えたらすごく駄目というか、言葉は悪いですけど何もできない人じゃないですか(笑)。家事も何もしなくて。だけど、親友の剛(伊藤あさひ)とかとの関わりを見るといい人に見えてしまう、周囲から愛されてしまう、そういうところは桂一の魅力なのかなと思います。
この前、スタッフさんとも「部分的に取り上げると本当ダメ人間だよね」と話していて(笑)。現実世界ならあり得ない人間だとは思うのですが、いい人間に見えてしまう不思議な魅力があります。
――桂一とご自身の共通点・相違点があれば教えてください。
俺は、家事はちゃんとやります(笑)。一人でも生きていけるような人間ではあると思います。同じところは、ちょっとぼけっとしているところと、長男なところですかね。
人間的な器用さは自分では分からないですけど、物作りとかは好きな方なので、そういう手先の器用さはあると思います。
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