バーチャルとリアルが融合したライブイベント「MIRAI STAGE」開催 Vライバーとリアルライバーによるスペシャルステージも

2023/06/25 12:45 配信

音楽

Vライバー・むらゆき撮影=鳥羽竜世

日本最大級のライブ配信アプリ「17LIVE」が主催する、バーチャルとリアルが融合した未来型ライブイベント「MIRAI STAGE〜 Virtual×Real MUSIC LIVE in “harevutai”〜」が、6月23日に東京・harevutaiにて開催された。

バーチャルとリアルが融合したライブイベント「MIRAI STAGE」とは


さまざまなライバー(配信者)が活動するライブ配信アプリ「17LIVE」。なかでも歌や演奏がメインの音楽配信は人気ジャンルのひとつ。「17LIVE」では、これまでも「大型フェス出演オーディション」や「地上波テレビ番組のスペシャルテーマソング歌唱&番組出演オーディション」など、さまざまなコラボイベント通じて、ライバーがアーティストとしても活動の幅を広げられるような施策が実施されてきた。

今回開催された本イベントが掲げるテーマは、リアルとバーチャルの融合。今年4月に「17LIVE」アプリ内で開催されたオンラインイベントを勝ち抜いた、Vライバーとイチナナライバーそれぞれ上位5名がステージに出演し、最新鋭の技術によるバーチャルとリアルのスペシャルコラボステージなどが展開された。

Vライバーとイチナナライバーが歌で会場を彩る


トップバッターを飾ったのは、Vライバーのはいぴんぐモナカ。シティポップな「Call Me」で、会場を不思議な空間へと包み込んでいた。はいぴんぐモナカは「兄妹で活動していたのですが、残念ながらお兄ちゃんは昨年、癌による闘病生活の末、亡くなってしまって、この場所には来られなかったんですけど、こうしてみなさんの前でライブできたので、お兄ちゃんも喜んでいると思います。聞いてくださってありがとうございます」と涙ながらに語ると、客席からは温かい拍手が贈られた。

妖艶な楽曲で跳ね回るようなダンスを披露した栗生みなは、ライブの感想を求められると「もう一回やりたいぐらい、すごく楽しかった」とニッコリ。続けて「リアルライバーとしては一発目だったんですけど、Vライバーさんとのコラボは私自身も初めてで、刺激的でした。本当にありがとうございます」と感謝を口にし、ステージをあとにした。

声優・堀江由衣の楽曲「スクランブル」を歌唱したVライバーのむらゆきは、リアルバンドによる演奏とバーチャル映像によるダンスを融合させたステージングで会場を魅了。「ライブは初めてです。緊張でぐるぐる回ってしまいました」とライブの感想を話した。

Vライバー・むらゆき撮影=鳥羽竜世


真っ赤なスポットライトに照らされたステージ上には、ピアニストライバーのとよぴが登場。「Vライバーとの共演ということで、客層を見て敢えてゲーム曲を選びました」とのことから、ゲームファイナルファンタジーVより「ビッグブリッヂの死闘」を演奏した。とよぴは「Vライバーさんの想いってすごく強いんだなって思いました。とにかく憑依したVライバーの歌声っていうのを、みなさんにも楽しんでいただきたい」と呼びかけていた。

お題を元に即興で作曲配信を行うVライバーの小鳥遊音彩は、「音声をオフにして17LIVEのアプリを開いてください。音彩にお題をください。そしたら即興で作曲します」と、リアルタイムで作曲を披露。ラストに、リスナーに向けた楽曲「手紙」を歌い上げると、「初めてお会いした方も、このステージに立たせてくださった方も、音彩を見つけてくれてありがとうございます。これからもいっぱい食べていっぱい奏でるぞ!」と感謝を伝えていた。

とよぴ撮影=鳥羽竜世