福山雅治“皆実”と大泉洋“心太朗”が開けたパンドラの箱の衝撃、涙あふれる最終回<ラストマン>

2023/06/26 12:04 配信

ドラマ レビュー

皆実(福山雅治)と心太朗(大泉洋)、最高のバディの物語が完結(C)TBS

福山雅治主演の日曜劇場「ラストマン-全盲の捜査官-」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系) の第10話が6月25日に放送された。ラスト33分ノンストップで繰り広げられた、皆実(福山)と心太朗(大泉洋)の“パンドラの箱”の中身。驚きの真実と演者の熱演に圧倒される最終回となった。(以下、ネタバレを含みます)

吉田羊“佐久良”たちも捜査を続行


同ドラマは、全盲の人たらしFBI(米連邦捜査局)捜査官・皆実広見(福山)と、犯人逮捕のためには手段を選ばない孤高の刑事・護道心太朗(大泉)がバディを組み、難事件に挑む完全オリジナルストーリー。

心太朗の甥で正義感が強い捜査一課の警部・護道泉を永瀬廉(King & Prince)、心太朗が室長を務める人材交流企画室の技術支援捜査官・吾妻ゆうきを今田美桜、捜査一課で検挙数トップのチームを率いる佐久良円花を吉田羊、心太朗の兄で泉の父親である護道京吾を上川隆也、心太朗と京吾の父で由緒正しい警察官僚の家系を守ってきた護道清二を寺尾聰が演じる。

皆実の両親が亡くなり、心太朗の実父・鎌田(津田健次郎)が無期懲役囚となった41年前の事件。大物政治家が絡んでいることから、上層部から事件の調査をストップするよう指示が出るが、仲間の泉が刺された佐久良たちは納得がいかず、捜査を続行した。

心太朗の父と皆実の母の真実


予断を許さない状況が続いていた泉が目を覚まし、安堵するなか、皆実と心太朗は、鎌田のことを調べていくなかで、ある事実にたどり着いた。

同じ料亭で働いていた鎌田と、皆実の母・勢津子(相武紗季)は恋人同士だった。だが、料亭に客として訪れていた皆実の父・誠(要潤)が勢津子を見初め、世話になった女将のすすめで誠と結婚することに。鎌田は不動産業を営む誠と結婚した方が幸せになれると自ら別れを切り出していた。

その後、投資に失敗して多額の借金を抱えた誠は、土地取引や道路建設事業を巡る不正をしていた政治家・弓塚(石橋蓮司)を脅した。弓塚は誠が持つ不正に関する資料を奪おうと暴力団に依頼。それを孫請けしたのが鎌田で、皆見家に忍び込むが見つかって犯行に及んだ…と清二が明かした。

当時、弓塚に頼まれて数々の案件をもみ消していた清二は、孫である泉が正しい道を歩む姿に申し訳なさを覚え、罪を打ち明けたと話す。