さらに、ニューヨーク・ヤンキースの主砲であるアーロン・ジャッジ選手へお礼を伝えるため、ニューヨークにあるヤンキースタジアムを訪問した石橋が出演した映画「メジャーリーグ2」(1994年)の大ファンであるジャッジ選手は、2022年「会えるのを楽しみにしている」と石橋にメッセージを送っていた。それに応えるべく、ヤンキースタジアムに降り立つと、ニューヨーク・ヤンキースOBのポール・オニールや、主軸を担うアンソニー・リゾ選手とジャンカルロ・スタントン選手、日系4世のカイル・ヒガシオカ選手らが続々と石橋のもとに歩み寄ってくる。石橋が演じた“タカ・タナカ”が、絶大な人気であることを証明する。
ついに、ジャッジ選手がグラウンドに姿を見せると、石橋は「スーパースターの雰囲気がビンビン」と緊張の面持ちも、ジャッジ選手は笑顔を浮かべながら石橋のもとへ立ち寄り、「長年のあなたのファンでした。会えて光栄です」とまさかの“逆感謝”で、さらに、「バッティングのレッスンをしてくれないか?」とジョークも飛ばすスーパースターを前に、大事なあることを伝え忘れてしまった石橋の貴重な交流の瞬間は必見だ。
次に訪れたボストン・レッドソックス本拠地のフェンウェイ・パークでは、吉田正尚選手へWBCの大活躍に対するお礼参りを行った。石橋は、準決勝での同点3ランホームランに称賛を送ると、吉田選手は「『もう1回やれ』と言われても、同じようには打てないと思う。あの場面で打てたのは、運が良かった」とふり返り、ともに闘った“村神様”村上選手との意外な舞台裏エピソードも告白する。
また、WBCをきっかけに未来の“侍ジャパン”を目指す子どもたちへ向けて、吉田選手は「野球が嫌になることや、苦しいこともあったけど、“野球が好き”という気持ちを持ち続けていた。向上心を持って何ごとにもトライしてほしい」とエールを送った。
さらに、フェンウェイ・パークで試合を控えていたロサンゼルス・エンゼルスのウォーミングアップが始まると、石橋は「“米兵”に会いたいね」とニヤリとする。“米兵”とは、大谷選手の同僚で、WBCでアメリカの4番を務めたマイク・トラウト選手のことで、石橋の希望どおり、1年ぶりの再会に成功するなど、充実のお礼参りの旅となった石橋は「MVPを獲った選手にたくさん会えた」と野球少年に戻ったような笑顔を見せていた。
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