――ライバー・西川貴教として今後はどのような配信を行なっていきたいですか?
舞台やツアーが立て込んでしまっていて、毎日配信や長時間配信をできていないので、ひと段落したタイミングで、今までやってなかったことにも挑戦していこうと思っています。
――テレビ出演とライブ配信でトークする時に意識していることはありますか?
僕の中で、テレビは複数人で見るイメージがあり、ライブ配信は画面越しに一人で見られる方が多いと思っています。なので、ライブ配信では複数の人に話すというよりは、目の前にいる一人一人と会話することを意識しています。
――ライバー活動を始めて2年が経ちます。ライバーをしていて感じることは?
例えば音楽配信で、すばらしい演奏を聞かせてくれる人もいますが、完成されている音に、ドラムやベースを合わせるといった形がほとんどで、やはり生のアンサブルとは一味違います。ライブ配信で培ったコミュニケーションを外の世界に持ち出していくことで、今後、新たな可能性が生まれてくる気がします。
――ライブ配信プラットフォームをより盛り上げるためにはどのようなことが必要に感じますか?
近年では、Chat GPTなどAIの進化もあり、物事の良い悪いといった判断をAIに任せてしまうこともあると思います。ですが、人の感情っていうのはAIでもまだ学習しきれない部分でもあるので、「かわいい」「かっこいい」などの人間独特の雰囲気が配信を見た人に感じられる存在になっていって欲しいです。
――「ニシナナLIVE」、「イナズマロックフェス」含め、西川さんが次の世代に向けてスポットライトを当てることが多くなってきているように感じます。
そうですね。僕は十分にみなさんから恩恵をいただいているので、これからの人たちの可能性や想いを発信できる場所を作っていきたいです。なので、数年前からは「イナズマロックフェス」のトリを毎回僕がやる必要はないと考え、完全にお任せできるアーティストさんにお願いしたりもしています。
――スポットライトを当てる側もかなり大変かと思います…。行動する原動力を教えてください。
僕も勝手な使命感でやっているところはあります。何か大きな利益のために動いていると思われることもありますが、「ぜひ誰か変わってくれるならどうぞやってください、全然僕じゃなくていいです」と常に思っています(笑)。
イベントを主催したり、プロデュースしたりして、僕が僕がなどと言っていたら多分誰もついてきてくれなかっただろうと思うので、「あいつ何のためにやっているんだろうね」と思われているくらいが丁度良いのかもしれません。その行動が今の信用にも繋がっているのかもしれないです。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)