元純烈メンバー・小田井涼平「また歌いたい」、念願の旅番組MCで感じる課題と“これからのこと”

2023/06/29 08:30 配信

バラエティー インタビュー 独占

これからの小田井涼平「また歌いたいなと」

小田井涼平撮影=安田まどか


――さまざまな場所やお宿にロケに行かれた中で、特に印象に残ったことはありますか。

一風堂さんのラーメンについては、ちょっと個人的に衝撃でした。豚骨というと当然臭みがあるものなんですが、一風堂さんって女性でも食べられるくらいあっさりしているでしょ?番組でお邪魔したとき、最初に煮込んだ“0番スープ”は全部捨ててると聞いて驚きました…。そのあと1番スープを取り、2番スープとブレンドするそうなんです。2番スープは味見させてもらったんですけども、ほぼ白湯でした。あれはびっくりしたなあ。

――番組を通して、行ってみたい場所などはあるのでしょうか。

具体的にココっていうのはないんですが、日本の「島」には興味があります。有名だけど行ったことがない島って、いっぱいあるんですよね。瀬戸内の島々や、九州だと福岡の沖ノ島、長崎の五島列島に行ってみたい。

なぜかといえば、2つ理由があります。島って本土と離れているおかげで、「昔からの伝統が残っている島」と「新しいことに挑戦している島」があるんです。これってつまり、「昔の日本」と「これからの日本」がミニマムに“島”の中で表現されてることじゃないかなって思いまして。

まあ、「八日目の蝉」という映画を見た影響もあります(笑)。同作には小豆島が舞台になるシーンがあるんですけど、“みんなで提灯をぶら下げながら列をなして歩く”という行事を描いたシーンがあって。この描写に衝撃を受けて、島には「本土でやらなくなったお祭りが残っているんじゃないか」「日本の古い時代の何かが残っているんじゃないか」という興味に変わりました。なのでいずれ、島を舞台にしたロケには参加したいですね。

――小田井さんといえば、とても楽しそうな雰囲気が魅力です。楽しく生きるために、小田井さんが心がけているコツなどはありますか。

それはもう、僕の中では単純明快。明確に答えられる「趣味を持つこと」です。これのあるなしで、人生がだいぶ変わると思っています。

昔は僕も音楽鑑賞とか映画鑑賞とか言っていたんですけど、50歳を超えて決意したんです。「これから趣味を持つときは、形に残るものにしよう」と。家具職人だった親父は、いま木工細工を趣味にしてるんです。実家に帰る度に増えてるくらい、凝っているようです。

ただそれを見てあるとき、「親父が死んでも、これは残るんだよな」と思いました。僕には子どもがいないですけど妻がいますし、人間いつなにがあるかわからない。万が一僕に不幸があっても、僕が手を加えた形あるものが残っていれば、それが思い出だったり形見だったりとして残るだろうと。

――ちなみに、いまアツい“形に残る趣味”はなんでしょうか。

いまはLEGOです。設計図通りに作るものもあれば、自分で創作するパターンもあります。パーツ屋からパーツを買い付けるほどドはまりしてるんですよね(笑)。

――最後に、これからの小田井涼平について聞かせてください。

1つだけ伝えたいことがあるとしたら、どこかのタイミングでまた歌いたいなと。純烈の新しいメンバーが入って皆さんに受け入れられて、今のメンバーとして馴染んできたところで、こっそりライブとかをやりたいです(笑)。

どんな音楽か、どう言う形でやるのかなんてことも考えてないんですけど、やっぱり僕の歌を応援してくれたファンの方々もいるので、そうした声にお応えしたい…そんな使命感があります。

小田井涼平撮影=安田まどか


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