乃木坂46・山下美月“晃”、笑顔という仮面の下に隠した本当の気持ちが切ない...<さらば、佳き日>

2023/06/27 10:48 配信

ドラマ レビュー

複雑な思いを抱えた晃を巧みに演じる山下美月(c)「さらば、佳き日」製作委員会

乃木坂46山下美月と注目の俳優・鈴木仁がW主演を務めるドラマプレミア23「さらば、佳き日」(毎週月曜夜11:06-11:55、テレビ東京系)の第3話「嘘つくとき君は笑うんだ」が6月26日に放送された。

誰にも言えない秘密を抱えながら生きる兄妹のヒューマンラブストーリー


同作は、「『このマンガがすごい!2017』オンナ編」にランクインした茜田千の同名漫画を原作にしたヒューマンラブストーリー。ある地方都市に“新婚夫婦”として引っ越してきた兄妹と、親や友達、職場や近所の人々など、二人を取り巻くさまざまな人間関係を描く。

幼い頃から留守にしがちな両親に代わり家事などをこなしてきたしっかり者で、保育園の先生として働く広瀬晃を山下が、頼りないが心優しい性格で、絵本の出版社で働く晃の3歳年上の兄・広瀬桂一を鈴木が演じている。

また、晃の親友・森珠希役に加藤小夏、桂一の友人で珠希の幼なじみの牧嶋剛役に伊藤あさひ、晃と桂一の母で仕事一筋な広瀬奈緒美役に小沢真珠、珠希の父で心配性な森恭一役に姜暢雄、桂一の演劇サークルの仲間・岡田敦子役に高月彩良が配役されている。

一人暮らしを始めるまでの1週間で桂一に家事全般を特訓


2019年春、晃は高校を卒業し、もうすぐ大学生。そんな時に晃は桂一に“一人暮らしをする”と唐突に告げた。桂一にとって、まさに寝耳に水。しかし、これは晃にとって大きな決断だった。

「引っ越すから。私、この家、出るから」と淡々と告げ、慌てる桂一とは対照的に、もうすでに住むアパートも決めていたり、しっかりと準備を進めていたところも晃らしい。

第3話は、そんな晃の告白から家を出るまでの1週間の話。そして今回も晃の心の揺れ動き、平静を装った表情の下の本当の気持ちが気になる回となっていた。

2人で一緒に生活できるのは、あと1週間。晃は桂一にエプロンを渡し、洗濯物の干し方や料理など、これまで晃がやってきたことを“特訓”と称してしっかりとレクチャーする。手際良くできない桂一が作った肉じゃがはじゃがいもの形が無くなるくらい煮崩れしていて、見た目からも味が濃そうなのが伝わってくる。しかし、晃はそれを一口食べて、「おいしいよ」とニッコリ。