7月13日からスタートするドラマ「ハヤブサ消防団」(毎週木夜9:00‐9:54、テレビ朝日系)。「半沢直樹」などの有名作品を続々と世に出す池井戸潤によるミステリー小説をドラマ化する。主演を務める中村倫也は、亡き父から相続した家に引っ越してきた崖っぷちのミステリー作家・三馬太郎(みま・たろう)を演じる。そして、彼と同じくハヤブサ地区に移住してきた映像ディレクターの立木彩(たちき・あや)を中村とは13年ぶりの共演となる川口春奈が演じている。
中村「物語の前半は、ハヤブサ地区に来た太郎がいろんなものをインプットしていくシーンが多いので、基本的にリアクション芝居が多いのですが、それがいつしか能動的な人間に変わってくのが面白いところだなと思いました。しかも、あえて自分から巻き込まれに行くようなキャラクターで、太郎の言葉で言えば『ミステリー作家だから、職業病ですかね』ということなんですが、そういう裏腹なところを醸し出していけたらいいなと思っていますね」
川口「私が演じる彩は、最初ものすごく感じが悪いんです(笑)。この前、2人で撮影したシーンでの彩もイヤな感じでしたよね?」
中村「うん、怖かった(笑)」
川口「そうですよね(笑)。彩は物語のカギを握るキーパーソンであり、ナゾのベールに包まれたミステリアスな女性です。でも、最初こそ感じが悪いですが、回を追うごとに彩の過去が明かされていき、彼女自身も変わっていきます。演じるのがすごく難しい役ではあるのですが、最初の段階では『こいつ、何かあるぞ』という雰囲気を出していきたいと思っています。
川口「作品自体はミステリーですが、意外とコミカルなシーンやほのぼのしたところもあって、盛りだくさんの内容だなと思います」
中村「太郎は町の消防団に入るのですが、そこでのおじさんたちとのやりとりも見どころだと思ます。それこそ撮影に入る前に消防訓練に参加したんですけど、そのときに消防団の副分団長を演じる梶原善さんが消防車のホースの水圧で、吹っ飛ばされる事件がありました(笑)。他にも橋本じゅんさんや生瀬勝久さん、岡部たかしさんら、消防団にはかわいいおじさんたちがそろっています」
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