週刊ザテレビジョンの連載企画「This week 視聴熱」では、最近にわかに視聴熱(※)が急上昇中の最新トピック「熱トピ」を紹介。7月5日発売号では、「新しい波24」(フジ系)への出演を機に、「オーマイゴッドファーザー降臨!」「ナッシングトゥーマッチ!」「ヨイショ~!」といった意味不明のフレーズが満載の漫才ネタで一躍注目を集めているフースーヤに直撃インタビューを敢行!
──比較的オーソドックスな漫才ネタの中に意味不明のフレーズを連発するという独自の芸風ですが、このスタイルはどうやって出来上がったんでしょうか?
谷口理「最初はもう、めちゃめちゃスタンダードなしゃべくり漫才やったんですよ。でも、養成所時代から他と同じことやってても勝てないなとは思ってて」
田中ショータイム「それまでも谷口が一人で『ナッシングトゥーマッチ!』みたいなギャグをやってたんですけど、それに自分も乗っかってみようかなっていう感じで、『オーマイゴッドファーザー降臨!』とか返してたら、出番前の楽屋で先輩たちから『何や、それ?』なんて言われて。それで試しに舞台でやってみたら、ドカン!とウケたんですよ」
谷口「見つけた!って感じでしたね(笑)」
田中「やっぱり、ギャグというのは偶然の産物なんだなと。そこからは意識して、いろんなパターンをきっちり作るようになっちゃいましたけど」
──それぞれのフレーズに意味はあるんですか?
田中「あっ、意味はないです。僕らの中でも意味不明なんで(笑)」
谷口「意味不明なものを、ただ衝動に任せてぶつけてるだけっていう(笑)」
──もともと憧れていた芸人さんはいらっしゃるんですか。
田中「2人それぞれ、憧れの先輩はたくさんいますけど、共通して昔から好きだったのはナイツさん。『おまえら、真逆の芸風やないか!』ってツッコまれたら何も言えないんですけど」
谷口「僕ら、『爆笑レッドシアター』(2009年フジ系)とかを見てた世代なんですよ。だから、いろんなタイプの芸人さんから影響を受けてるような気がします。で、結果的に、こういう訳の分からん芸風に仕上がってしまった、という(笑)。ほんまに、気付いたらこうなってたって感じなんですよ」
── 一方で、田中さんは三代目 J Soul Brothersにも憧れているそうで…。
田中「好きですけど、芸風には全く影響は受けてないです」
谷口「高校時代に田中からお笑いやろうって誘われたときも、『俺、歌手とか俳優にもなりたい』って言ってましたからね。最終目標はどこやねん!って思いましたけど」
──(笑)。なんでも、トイレで偶然に出くわしたのがコンビ結成のきっかけだったとか。
田中「出くわしてというか、僕が強引に連れていって」
谷口「こいつ、そっちの気があるんかなと思いましたからね、マジで」
――もともと仲は良かったんですか?
田中「本格的に仲良くなったんは大学時代ですね。谷口が先に大学に合格してて、コンビとしてやっていくには、ずっと2人で一緒にいたほうがいいと思って、同じ大学の同じ学科に入ったんですよ」
谷口「…って、カッコよく言うてますけど、ほんまは他の大学の試験が全部あかんかっただけなんですよ」
田中「ちゃうわ! ほんまの話やて!」
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