King & Prince高橋海人が人生初のバイトに挑戦し、絵の才能を発揮<キントレ>

2023/07/03 19:00 配信

バラエティー

King & Princeの新番組がスタート

7月1日放送のKing & Princeの新番組「キントレ」(日本テレビ)では、ゲストに櫻井翔中条あやみが登場。ゲームを楽しんだほか、高橋海人が人生初のアルバイトに挑戦。手書きPOPを通して絵の才能を発揮する一幕があった。

高橋海人が「ドン・キホーテ」で人生初のアルバイト


同番組は、King & Prince劇団ひとりアンタッチャブル山崎弘也らが、世の中のお金にまつわるさまざまな疑問を体当たりで調査・解決し、生きていく上で必要な金銭感覚をトレーニングする“新経済バラエティー”。

新企画「バイトレ」ではKing & Prince がいろいろなアルバイト体験を通じて、世の中はどんな仕事で支えられているのか、給料はいくら貰えるのかを体当たりで調査。第一弾は、アルバイト経験ゼロの高橋海人が「ドン・キホーテ」のアルバイト、“メイト”として奮闘した。

制服のポロシャツに着替えた高橋。最初の仕事はドン・キホーテのお家芸である「圧縮陳列」に挑戦した。積み上げた商品が倒れないように、縦・横と工夫しながら配置していく方法を学んだほか、窓開けと呼ばれる手法にも挑戦。ダンボールの側面をカッターナイフでカットし、商品のパッケージが見えるように整えた上でダンボールごと積み上げる方法を学ぶと、高橋は「見栄えもするし、商品棚にも見える」と、ドン・キホーテの陳列マジックに驚いていた。

高橋海人が手書きPOPで才能を発揮


午後からは、店内に掲げられているPOPづくりに挑戦。POPライター歴25年の本宮さんに教わりながら、新人POPライターは必ず習うドンキ文字の練習からスタートした。

高橋が見よう見まねで描いてみると、本宮さんからは「お上手ですね」と筋がいいと褒めていた。ドンキ文字は、紙に対してペンを垂直に置いて角度を変えずに描くのがコツだと教わったほか、高橋自らも「詰まってるんだ!文字の間隔が」と違いを発見するなどしながらドンキ文字を習得した。

高橋は初めてのPOPを仕上げると、「1枚描くのに25分かかった」と苦戦した様子。「文字を書くというより丁寧に絵を描いている感覚えですね」と感想を語った。

続いて、島原手延そうめんのPOPを通してPOPライター歴3年の奥谷さんと対決することに。両者が描いたPOPを店内に3日間掲示し、どちらのPOPの方が商品を売り上げられるかを競った。

スタジオではできあがったPOPの制作者を伏せて、A(高橋)とB(スタッフ)どちらが高橋の手がけたものかを当てるクイズが行われた。2枚を見比べて、劇団ひとりが「ムズいな~」とこぼせば、櫻井も「どっちもドンキだよね」と悩んだ様子。しかし回答すると、満場一致でAの高橋に票が集まった。

その様子に永瀬は「海人の目が潤んできてる」と触れ、BのPOPは価格の数字が詰まっているとドンキ文字の特徴を指摘した。櫻井は「海人は漫画描くっていうイメージが強いかったから“ズー”とか漫画的なアプローチがAにはあったんです。Bにはなかった」とそうめんをすする音を再現した描写に触れながら分析した。

劇団ひとりは「“ズー”はお客さんの目に入らない。こういう小手先のテクニックは使わない」と、冗談交じりに辛口なコメントをすると、高橋は「自分が勝ちだなって確信してからすごい言うじゃないですか(笑)」とツッコミを入れるなど、笑いに溢れるやりとりが続いた。正解はAのPOPが高橋が描いたものだった。対決の結果は高橋が43個を売上げ、奥谷さんが42個と、1個差で高橋が勝利した。

人生初バイトで得た報酬は


4時間みっちりと働き、人生初のバイトを終えた高橋。「とにかく何よりお客さんファーストですし、みなさんの団結力もすごいですし、買い物するドキドキ、ワクワクをスタッフ全員で作り上げているところにすごい感動しました」と感想を述べた。

4時間分の報酬が手渡されると、高橋は封筒の中身を確認して「“ヨンパチ”です」と4800円を受け取った。高橋は「嬉しい」「これで食べるご飯が絶対に美味しいですよ。働いて得るお金の大事さを気づかされました。だからこれを節約しながら使ってみようと思う」と感慨深げ。

スタジオでは劇団ひとりが「プロに勝っちゃいましたね」と驚くと、櫻井も「やっぱりドンキのPOPになってたよね、大きく外れてないというか」と高橋の仕事ぶりを称賛。続けて、劇団ひとりは「デザインできるケーキがあるじゃん。あれをドンキの文字で。俺の誕生日にやってよ!」とリクエストしていた。

新番組初回も、築き上げたチームワークは健在


初回放送を受けてSNSでは「キントレ」がトレンド入りしたほか、新企画「バイトレ」についても消費者が知ることのない企業努力が見えたことで、「買い物が楽しくなった」などの反響が寄せられていた。

また、前身の番組「King & Princeる。」(同局)に引き続き、劇団ひとりと山崎が出演しており、「安心した」という声も寄せられていた。実際に番組では、高橋が描いたPOPをスタジオで披露した際に、山崎は「よくやったよね」と言えば、永瀬も「よくやったよ初日で」とコメント。劇団ひとりも笑いを誘いながらも、「これうまいよ!」とイラストを褒めるなど、みんなで高橋の奮闘を讃えており、築き上げてきたチームワークを感じる一幕だった。

ロケ企画では高橋の柔らかな人柄が映し出されたほか、目の前のことに一生懸命に取り組む姿も印象的。人生初のアルバイトで、商品の陳列にPOP作りと初めてづくしではあったが、教わるだけではなく、自分のアイデアを盛り込む主体的な姿勢が見られた。わずかな違いを発見をしたりコツを見出したり、さらには職場全体の取り組みまで観察するなど、洞察力の高さもうかがえた。

一方の永瀬も、高橋の奮闘を温かい目で見守りつつも、積極的にコメントをして番組を盛り上げようという姿が見られた。ゲスト出演した櫻井は、そんな新たな一歩を踏み出した2人を見守るかのように、絶妙なさじ加減で番組を盛り上げていた。

2人体制になって初の冠バラエティ番組だが、落ち着きのあるほのぼのとした雰囲気が印象的だった。高橋はドラマ「だが、情熱はある」(同局)での熱演で評判を集め、永瀬も日曜劇場「ラストマン 全盲の捜査官」(TBS系)への出演を果たすなど、俳優としても注目を集める2人だが、バラエティでも挑戦を軸に、また新たな表情を見せてくれそうだ。

※高橋海人の高は正しくは「はしご高」

執筆・構成/ザテレビジョン編集部 バラエティ班