河内は「幕が開いた瞬間から、世界を作り出すような照明や音楽、お客さんが引き込まれるような演出になっているので、飽きちゃうこともなく魔法と筋肉の世界にどっぷり浸かることができるのが魅力です。人間の持てる力をすべて出し切って、色んなものが詰まったエンタメになっているのが良いところです」と自信のほどを見せ、笹森は「アベルの最強の呪文『ハーム・パペット』、場当たりで初めて本物を拝見したんですけど、とても迫力があって、自分でもこう(振り返って)見たいくらい。全員で一丸となって作るっていうのはこういうことなんだな…と、改めて演劇の力を感じさせていただきましたし、その一員となって舞台に立つことを誇りに思います」と語った。
舞台ならではの見どころを尋ねられた演出の伊藤は「魔法使いが当たり前の世界で、魔法が使えないマッシュが打開していくという作品のテーマは、私事になりますが、ダンス表現を武器に演劇界で戦ってきた自分にも通ずるところを感じました。自分が今まで出会ってきた、業界で固有の武器で戦ってきたスタッフ陣をまず集めて、いいスタッフ集まったな!と思っていたら、お世辞抜きでキャストもこんなに素敵な方が揃って。いろんな奇跡が掛け合わさってこの座組ができたと思っています。演出的な観点でいうと、魔法の表現とその中での筋肉の表現というのは、各々のクリエイティブスタッフが舞台化にあたって自分の武器を存分に発揮してくれたところ。その表現も楽しみにしてほしいですし、あまり普通の演劇では無い表現なので実現が難しかったと思うんですけど、キャストがそれを体現してくれているのもありがたい。双方が噛み合って、これまでにない演劇ができあがったなと思います」と熱く語った。
続いて楽しみにしている観客へのメッセージを求められ、伊藤は「ちょうど本誌の連載が終了し、アニメの1期も終了したタイミングで舞台が初日を迎えるというのはタイミング的にも奇跡。その奇跡にふさわしい内容になっていると思いますし、『演劇とか2.5次元ってこういう感じだろうな』という既成概念をグーパンでぶっ壊されるような新しいエンターテインメントをお送りできると確信しています」とアピール。
笹森は「稽古の段階から、これは本当に面白くなるなという確信があって、そこに自分の力もしっかり出して、いい作品になるよう務めてきました。僕としても、初日を迎えるにあたって、ドキドキよりもワクワクがこんなに上回る舞台は初めて。皆様の目にどう映るのか、役者一同しっかりと務めて参ります」と述べた。
河内も「稽古の段階から、これは絶対面白いし、舞台が好きな方にもアニメが好きな方にも、どちらも見たことがない方にも、いろんな方に楽しんでもらえる作品になっていると実感しながら稽古してきました」と語り、山田は「普段、スケジュール厳しいだろうな…とか思って他の役者をあまり舞台に誘えないんですが、今回はマジで面白いので、とにかく時間作って観に来て!と言えるくらい、自分たちで作ってきてすごく楽しくて。たくさんの人にこの作品を観て元気になってほしいです」と熱量を感じさせた。
石川は「あらゆるエンタメ要素が詰まった『マッシュル-MASHLE-』THE STAGE、筋肉と魔法の世界をじっくり体感してください。グラビオル」と演じるランスの操る重力魔法を放ってどよめかせ、広井は「原作が本当に大好きで、その世界観が舞台上で表現されるとこんなに大きなパワーになるんだなというのが、日に日に自分の感情が高まっていて、少しでも多くのお客様に観ていただきたいなと思っています」と語った。
最後に赤澤が「稽古が始まる前の本読み、顔合わせの段階から、熱い思いがあって、いろんな方の縁が固く結びあって集結したんだなと思って。よりいいものを作ろうと皆で一丸となって頑張ってきたので、早くお客様に届けたい思いでいっぱいですし、キャストだけじゃなくスタッフさんの原作に対する愛やリスペクトもすごいクオリティ。何回見ても面白い、目が足りない舞台です!」と熱弁。勢いあまって後ろの壁にぶつかり「キメたのに…(笑) グーパンで頑張ります!」と締めた。
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