――乃木坂46では仲の良かった齋藤飛鳥さんが卒業されました。それ以降、自身に何か変化はありましたか?
まだ自分の中ではこれからという感じで、それこそ今回のドラマが変われるきっかけの1つになる気がしています。真逆な役ですし、ドラマの経験も少ない中で主演というのに不安は大きかったです。2期生までの先輩が全員卒業されて、3、4、5期生になって、でも3期生の先輩方はもうすでにドラマや外の番組に個人でたくさん出ていらっしゃるんですよね。私たち4期生も乃木坂46を広めるために頑張らないといけないというのは飛鳥さんの卒業でより感じるようになりました。そういう気持ちが芽生えたときにこの「トラックガール」のお話をいただけて、不安もありますがこれをきっかけに1歩踏み出していきたいです。
――齋藤さんの卒業コンサートのとき、「自分を認めてあげられるようになったら会いに行きます」と伝えていました。
そこはまだまだ時間はかかりそうです。飛鳥さんが1番知っていると思うんですけど、私、本当に自己肯定感が低いというか、「いいです、いいです。自分は本当にダメなんで」って、そういう感じなんですよね。今回のドラマ出演も含め、本当に自分が変われて、もっと自信が持てるようになったときに会いに行きたいです。
――とは言え、遠藤さんはセンターも任され、グループを背負う中心メンバーの1人です。公式ライバルグループも誕生するという環境でもある中で、今後グループをどう引っ張っていきたいですか?
グループって少しずつ変わっていくものじゃないですか。新しく変化していきながらも乃木坂46ののんびりした優しい空気感は消さないように、ファンの方にずっと好きでいてもらえるようなグループにしていきたいです。そのためには挑戦もあるでしょうし、私自身ももっと積極的になりたいです。
――先日には4期生の北川悠理さん、早川聖来さんが卒業を発表されました。同期の卒業は先輩の卒業とは違った想いがあると思います。
正直、まだ同期から卒業する子が出るとは思っていなかったので、聞いたときは驚きました。あと少しの時間を大事にしたいと思いつつ…そうですね…。やっぱり5年間一緒に頑張った仲間に「お疲れ様」と言って、背中を押してあげたい気持ちが1番強いです。
――乃木坂46として、そして個人として、今後の活動で成し遂げたい目標はありますか?
まず、乃木坂46としてはライブをたくさんしたいです。7月からの全国ツアーでは初めて沖縄に行きますし、コロナ禍でできなかった分、今年はたくさんライブをして、初めての場所にも行って、乃木坂46を近くで見てほしいという思いがあります。
個人としては、やっぱり苦手意識をなくすこと。今回のドラマのお仕事もそうですね。特にお芝居は昔から苦手意識があったんですが、いざ撮影に入ると楽しさをすごく感じます。お芝居は違う自分を見せられるのがいいし、じゅんのカットが公開されたときは、ファンのみなさんから、「ギャップが新鮮。似合ってる」という嬉しい言葉をいただけたので、これからも色々な役に触れて、応援してくださるみなさんに楽しんでいただきたいです。
◆取材・文=鈴木康道
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