――本番も間近ですが、今作ではどんなところが見どころになりますか?
今回はずーっとシビアな試合シーンが続いて、負けられない闘いが待ってます。ポスターからもわかるように、絶対勝ってやるというメラメラした感じが見どころ。青学(せいがく)として、王者・立海にどう立ち向かえるのか、そんな今まで以上に気合の入る試合というところを表現できたらなと思っています。あとは、どの試合も一つ一つが濃密なので、そこも見どころです!
――その中でもご自身が演じるリョーマの試合のポイントは?
リョーマはシングルス1という最後の試合で、その試合の結果で学校の勝敗が決まるという試合なんですよ。そんな窮地に追い込まれたリョーマの激戦では、今回から参加となる立海メンバーに役者としても気持ちの面で負けたくないです! 手塚部長(宇野結也)がいないのは、今の青学(せいがく)にとって不安が多いと思うんですが、「部長がいなくても俺たちは勝てるんだ」っていうところを立海に見せつけられるよう頑張りたいです。
――そんな“テニミュ”を演じてみて感じた面白さとは?
青春というか、みんなが汗かいて一生懸命ボールを追う姿はすごく魅力があります。迫力もあるし、見る人も元気づけられるんじゃないかな。それと原作もそうなんですけど、一人一人のキャラにドラマがあって、しかも濃い。テニミュでもそんな一人一人の個性を光らせるように頑張っているんですよ、今。どのキャラを追っても楽しめるので、一回じゃ見きれないと思います! なので、たくさん見に来て、僕たちが作り上げた“個性”を、ぜひ見てもらえたらなと思います!
――さらに今回は上海公演も決定しました!
前回、福岡公演に行く時が、初飛行機だったんです。だからもう僕自身は海外公演? え?ってなってます(笑)。全然想像つかないですよね。上海公演は先輩方の「ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン青学(せいがく)vs氷帝」で初めて行われましたが、僕たちの今の青学(せいがく)にしか表現できないものがあると思うので、新しいものを見せられるよう頑張りたいです。
――中国語も覚えないといけないですね。
そうですねー。でもまずは英語ですね、リョーマのセリフ的に。英語はもう発音が難しい! なので、中国語までいけるのかな(笑)。
【テニミュとは】
「週刊少年ジャンプ」で連載されていた漫画『テニスの王子様』を原作とした、ミュージカル(通称=テニミュ)。2003年より1stシーズンがスタートし、現在までに累計動員数230万人を突破する、2.5次元ミュージカル作品のパイオニア的作品。漫画からそのまま飛び出てきたようキャストたち、ピンスポット照明と打球音を融合させて再現される試合、迫力あるダンスと歌が一体となって作り上げられる人気ミュージカルシリーズになっている。
2014年11月からは3rdシーズンが始動し、2015年2月からの「ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学(せいがく)vs不動峰」上演を皮切りに、都大会の聖ルドルフ公演、山吹公演、関東大会一回戦の氷帝公演、同準決勝を描く六角公演を経て、いよいよ王者・立海との関東大会決勝戦が幕を開ける。
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