――秀亮と美咲の関係性を、どのように感じましたか?
大人同士なのに幼なじみの関係性のまま続いていますよね。楓がいるところでは、お互いのことを「そんなに思ってないし」って言っちゃう感じが、もどかしいなと思って見ていました。
――美咲に対してタメ口を使う楓をどう思いましたか?
監督から、「タメ口を使うのは失礼ではなくて、タメ口でもいいような関係性が2人にはあるから」ということを言われていたんです。
仕事はちゃんとこなして、プライベートな部分では楓が美咲さんに少しちょっかいを出していて、家族ではないけれど、本当に仲がいいんだなと思いました。
――共演者とはどのような話をしていましたか?
吉瀬さんはすごく面白くて、おしゃべりなんです(笑)。なんか、外見とかではなくて、私がこのまま大人になったら吉瀬さんみたいになりそうって勝手にシンパシーを感じたんですよ(笑)。
2人で話せば話すほど、「分かる!」って思うことが多かったんです。吉瀬さんは世代的には私の親と同じくらいで、西島さんは親より年齢が上なので、3人で「本当だったら親子だよね」って話していました。
――ドラマの見どころはどんなところですか?
人が生きていく中で、それぞれ問題を抱えていると思うんです。そんな人間の問題に、ネコが加わることで、ネコたちの人間にはないパワーを感じられる作品だと思います。
私にとって、動物は一緒に過ごすパートナーなので、「飼う」という言葉では表せないんです。癒やされるために一緒に生活するわけでもないと思っています。逆に飼われているような感覚というか…。
物語の中で、秀亮さんが「2泊3日のトライアル期間」を設けて、ネコをもらいに来る人が飼い主にふさわしいかどうかを試す気持ちがすごく分かるんですよね。“物”ではないから、大切に大切に思っているように感じました。
私も、動物看護師として動物を大切に思って演じました。本当に、口で言うのは難しいですけど、私の中ですごく大切な作品です。
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