第4回「ドラマ甲子園」大賞決定! 高2の受賞は初

2017/07/11 05:00 配信

ドラマ

清水賢治選考委員長と、大賞を受賞した栗林由子さん(写真左から)

7月10日に、第4回「ドラマ甲子園」大賞授賞式がフジテレビ本社で行われ、栗林由子さんの「青い鳥なんて」が大賞を受賞した。

「ドラマ甲子園」は、全国の高校生を対象に1時間のドラマ脚本を募集し、若手の才能発掘を目指すもの。

大賞は自身の演出のもと、プロの俳優とスタッフにより映像化される。過去の受賞者にはプロデビューした者がいることから、業界内でも注目を集める賞だ。

栗林さんは都内在住の17歳で、現役の高校2年生。演劇部の部長を務めており、過去にも部活動で舞台脚本を執筆してきたが、ドラマ脚本を書いたのはこれが初めて。

応募のきっかけについて、栗林さんは「友人に勧めてもらったことです。その友人と支えてくれた家族、先生方、クラスメートにお礼を伝えたいです」とコメント。

また、内容について「自分の好きなものを書いた方が強みになるんじゃないか」と考え、自身が好きな“鳥”と“ロードムービー”を掛け合わせたことから、今回の作品が生まれたという。

初の映像脚本を書いた感想を聞かれ、「舞台脚本は、場所、時間、シーンの展開などに制約があって、実際に見ている人のことを考えて書かないといけないんですけれども、ドラマは舞台の脚本にはない自由さがあり、とてもわくわくしながら書きました」と堂々たるコメント。会見に同席していた、父親ほど年の離れたフジテレビ選考委員をうならせた。

今回の作品が映像化されるに当たり、誰に演じてほしいかとの質問には「私みたいなのが監督でも許してくれるような優しい人でしたら誰でも」と返答し、会場を笑わせた。