大熊和奏「これがラブライブ!なんだって実感しました」/Liella!スペシャルリレーインタビュー【音楽編】8

2023/07/05 18:00 配信

音楽 アニメ インタビュー 独占

2ndアルバムは「駆け抜けてきた道を振り返っているような1枚」

Liella!(C)2022 プロジェクトラブライブ!スーパースター!!


ーーLiella!の2ndアルバム「Second Sparkle」がリリースされました。どんな1枚になったと感じていますか。

9人がずっと走り続けてきた道というか、それが止まることなくずっと走ってきたので、応援してくださるみなさんが追いついていないかなって気持ちがわたしの中であったんです。りーちゃん(Liyuu)が「Second Sparkle」という楽曲を「交差点」という風に例えて言っているんですけど、2ndアルバムのジャケット写真が白黒ストライプなので、すごく横断歩道に見えてきて。9人で駆け抜けてきたけど、一旦止まって振り返ってみようねっていう、そういうアルバムなんじゃないかなと思っています。

ーー「Second Sparkle」には9人で歌う"私のSymphony ~2022Ver.~"が収録されています。ベルーナドームの埼玉公演でも"〜WE WILL!!Ver.〜"が披露されるなど"私のSymphony"は非常に印象的な楽曲でしたが、この曲の歌詞から、どんなことを受け取っていますか。

レコーディングしますって言われたときは、本当に重すぎて。もうかのんちゃんにとっての代名詞でもある曲だと思っていたので、まさか9人で歌うとは思っていなくて。2期生の4人でも話したんですけど、どう歌ったらいいんだろうという...。わたしたちは途中から入ってきて、かのんちゃんを応援してあげる歌なのか、それともわたしたち自身が叶える物語として歌うべきなのか、そういった点でどの方向を向いて歌ったらいいのか。最初はすごく焦りというか、1期生に対して歌うのかな、それとも9人っていうグループに対して歌うのかなって、少ししんどかったです。まだ答えは出てなくて、悩みながら表現したという感じですね。これから追加になったメンバーと全員で歌うことがあったら、その時にまた何か掴めるんじゃないかなって模索をし続けている1番難しい曲です。

応援してくださるみなさんの「好き」の気持ちに“絶対に”応えたい


ラブライブ!スーパースター!! Liella! 3rd LoveLive! Tour ~WE WILL!!~より 未来の音が聴こえる 若菜四季役 大熊和奏(C)2022 プロジェクトラブライブ!スーパースター!!

ーーこれまでに参加した楽曲の中で、「自分を奮い立たせてくれる」「歌詞に紡がれた言葉に共感し、歌うたびにグッと来てしまう」「純粋に音楽として好き」の3つの基準で、思い入れの深い好きな楽曲と、その理由を教えてください。

1stアルバムの「What a Wonderful Dream!!」が好きです。2ndライブを見に行ったんですが、もう泣きすぎちゃって、1stライブツアーを駆け抜けた5人がまた再び別次元からLiella!になって帰ってきて、今度はどんな夢を見ようって、そういうタイトルで歌っているのがすごく儚いと思えて。2ndライブが春に開催されていて、わたしもライブ前日に聴いていました。春に聴くとその時を思い出して高まるというか、何かこれから始まるんじゃないかって胸がワクワクするので音楽として好きです。「奮い立たせてくれる曲」は、これも1期生の楽曲なんですけど「Hoshizora Monologue」という楽曲で、TVアニメ1期のときに第12話で披露されていた「Starlight Prologue」のアンサーソングみたいな楽曲になっていて、彼女たちが2年目を通して、あのときに掴めなかった夢の話が歌詞にあって、切ないメロディーで歌っているんですけど、自分とリンクする部分もあって奮い立たせてくれます。

ーーLiella!のライブの楽曲が支えになっている・元気を受け取っている方はたくさんいると思います。彼らはどのような存在だと感じていますか。ぜひメッセージを届けてください。

Liella!に出会うって、どういったところから知ってくださるんだろうってわたしも興味があるんです。1回でもライブに来てくださった方とか、何回も来てくださっている方とかもたくさんいたり。ずっと追いかけてくださっている方もやはり情熱とか絶対応援したいという気持ちがないと続かないことですよね。「好きだからこそ」って気持ちがきっとあると思うんですけど、その気持ちに絶対に応えたいと思っています。わたしにとってもすごく大切な存在だし、みなさんにとっても大切な存在であり続けたいですね。

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