石原夏織が、いろいろあった社会人1年目を振り返りつつ、2年目の目標などを語ってくれたインタビュー。ラストはもちろん、今後の活動について聞いた。
【石原夏織、お気に入りの“お子様スプーン&フォーク”を救い出す!? より続く】
――話を変えて、歌手活動についても聞かせてください。活動の中で、どんな物を得ましたか?
石原:音楽活動は、メンバーと一緒に楽しみながらやっていた部分がすごく大きかったです。もちろん真剣にやってるんですけど、親しい友達と会って、楽しく歌って踊って、みんなと一体感が出るようにライブをやったりっていう認識でやっていたので、そういう部分が私の中での魅力だったなって思います。
でも、年が経つにつれて、外部から刺激を受けたり、影響されたりして、自分がやりたい事や表現したい事が見えてきて、こういう事がしたいなって思うキッカケがあったんです。それが'15~'16年くらいで、その頃は「どうやって見せるか?」っていうところが自分の中で中心になってきて。なので、ライブをやってる時って、自分とは違う自分というか…そこに入り込む瞬間が、役者と近いかもしれないですね。そこが1番楽しかったです。
――表現の仕方を考えるようになって、より楽しくなったということですね。大きな会場でのライブも多かったと思いますが、大きな会場で歌えた時のお気持ちはいかがでしたか?
石原:パシフィコ横浜くらいまではすごく緊張して、自分の中では楽しんでいたのに、初めてライブ映像を観た時、ライブ中の自分が笑ってなかったんですよ。心は笑ってるんですけど、それが上手く出ていないというか。それが、すごくショックで。でも、やっぱり自分で自覚があるくらい緊張していたんです。人前に立つこと自体も、すごく得意っていうわけでもなかったのもあったんですけど。
それが、武道館の時は驚くほど超冷静で、「ただ楽しもう!」みたいな、緊張がゼロだったんです。自分が刺激を受けて「表現したい」「そういう道に進みたい」っていうのが明確に見えてきたからっていうのもあって急に自信が出てきて、「今の私なら全然いけるわ!」みたいな気持ちでステージに立っていた、武道館は「本当に楽しかった!」っていう記憶しかないんですよね。「怖かった」っていう瞬間がなくて、「いかに、みんなとこの時間を楽しく過ごせるかな?」みたいな、そういう気持ちで挑んでいたので。
不思議なんですけど、清々しく、今までの中で1番楽しかったなっていうライブでしたね。もちろん、会場もあるんだと思います。高さのある会場なので、とても包まれてる感じがして、温かみがありましたし。
――そんな大きな経験を経て、これからもより成長していくわけですね。
石原:そうですね、頑張っていきたいですね。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)