<わたしの幸せな結婚>清霞の美しさに美世も視聴者も息を呑んだ 虐げられて育った少女の人生が動き出す

2023/07/06 10:45 配信

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清霞の美しさに美世も視聴者も息を呑んだ

今は亡き母に思いを馳せる(C)2023 顎木あくみ・月岡月穂/KADOKAWA/「わたしの幸せな結婚」製作委員会


久堂家のもとへ嫁ぐ日、美世は誰にも見送られず一人で家を出た。その道中、彼女は自分の人生に想いを馳せる。思い出の彼方に浮かぶのは、桜の木の下で微笑む優しい母の顔。幸せだった、母が亡くなるその日までは。

その後、新しい母としてやってきた香乃子は、幼い美世にまるで汚らしいものを見るような目つきを向けた。やがて真一と香乃子の間に香耶が生まれると、家に美世の居場所はなくなる。母との大切な思い出である桜の木も無残に切り落とされてしまった。

なぜ長女である美世がそこまで酷い扱いを受け、真一も見て見ぬ振りをし、本人もそれを甘んじて受け入れていたのかは分からない。ただ確かなのは、あのままあの場所にいても美世は幸せになれなかったということ。そう考えれば、たとえ縁談の相手が悪い噂の挙がる人だったとしても、美世にとっては決して悪い話ではなかったのかもしれない。

電車を乗り継ぎ、緑豊かな田舎町に佇む久堂家に到着した美世。使用人のゆり江(CV:桑島法子)に案内され、家の中に通された美世を待っていたのは、長い髪を一つに束ねた清霞だった。冷たい瞳をしているが、あまりの美しさに美世は息を呑む。その瞬間桜の花びらがひとひら舞い降り、彼女の人生が動き出す予感がした。

果たして、美世が心から笑顔になれる日は来るのか。心からその幸せを願う第1話にSNSでは「美世の扱いや過去があまりにも酷く辛すぎて胸が苦しくなった…」「作画のクオリティ高くて嬉しい、細部までこだわりを感じる」「映像も音楽も声優さんの演技も全部神がかってて感動でした」「清霞様がかっこ良すぎて鼻血出そう」といった声が寄せられた。

■文/苫とり子