NHKおよびBS民放5社は、新4K8K衛星放送の魅力を伝えるべく「4Kボタンを押して、まだ見ぬ輝く世界へ A-PAB記者発表会」を7月6日に都内で開催。会見には「大奥」(NHK総合)で江戸幕府8代将軍徳川吉宗を演じた冨永愛が特別ゲストとして登壇した。
スペシャルゲストとして、登壇した冨永。司会者から、8代将軍徳川吉宗を演じた感想を聞かれると、「元々将軍は男性ということで、女性が演じることに最初は不安もありましたが、演じていくうちに、本当は女性だったのではないかと思うくらい、スタッフのみなさんと(吉宗を)作り上げることができ、最後は違和感なく演じることができました。」と撮影を振り返った。
7月23日(日)から「大奥」が再放送されるにあたり、視聴者に見てほしいポイントを聞かれると「本当に映像が綺麗ですし、将軍や周りの方たちの演技も素晴らしい作品になっています。細かい動作や掛け軸まで美しく写っていますし、4Kということで奥行きがある映像になっているので、2回目見られる方にはより詳細に、より奥深く見ることができるので、楽しみに見ていただきたいです」と4Kならではの見どころも紹介。
また、4Kと通常の映像で撮影現場での入れ込み方に違いがあるか尋ねられると、「やはり、(4Kだと)細かいところが色々とバレてしまうので、メイクさんがすごく気を使われていて大変そうでした(笑)」と話し、演者として4Kに映ることに対しては「毛穴まで見えてしまうので、“そこはあんまりよらないでね”という感じです(笑)」と微笑んだ。
大奥出演にあたり、歴史の節目に触れてきた冨永。記者から、4K、8Kで触れてみたい歴史の瞬間を問われると「ペリーの黒船が来航した時の映像を見てみたいです。ペリーの来航と江戸時代で暮らしている人たちとのギャップが見れたら面白そうだなと思います」と話した。
また、モデルとして世界で活躍する冨永に対し、4K、8K映像でファッションショーの中継を場合どのような衣装を着たいか聞かれると「パリのファッションショーで着用した衣装が、大奥の吉宗の衣装より倍以上重い衣装になっていて…。吉宗の衣装より重いものがあったのかと驚きました。4K8Kでは、そのような衣装の重さも伝わる映像になっていると思うので、パリで着用した衣装などを着てみたいです」と明かした。
記者から4K、8Kで放送される作品の撮影現場で、4K、8Kについて共演者と話すことはあるか聞かれると「4Kだね…。パックしようか…。と話しています。」と冗談を交え会場を和ませた。
あらためて、冨永から4Kで見る「大奥」について、「色味の深さでいうと、大奥で吉宗が蘭学を許すシーンがあり、徳川の歴史の中でも、重い決断の時で、目がすごく赤くなっているんです。そういった目の色や、目の動きなど細かい部分が4Kではより見えるようになっているのでそういった部分も楽しめると思います。」と話し締め括った。