赤楚衛二、恋愛に悩むキャラクターに「役の芯になる部分をしっかりと演じたい」<こっち向いてよ向井くん>

「こっち向いてよ向井くん」で主演を務める赤楚衛二撮影=柿沼琉(TRON)

7月12日(水)にスタートする人気漫画が原作のドラマ「こっち向いてよ向井くん」(毎週水曜夜10:00-11:00、日本テレビ系)。本作で、恋を10年していない悩める33歳の会社員・向井悟を演じる赤楚衛二にインタビューを実施した。

向井くんは特徴のないキャラクター


「物語の前半でラブストーリーが展開し、後半で向井くんの恋がかなわなかった理由が明らかになるという話の構造が、すごく面白いなと思いました。向井くんは特徴がなく僕の友達にもいそうな身近なキャラクター。あまりパーソナルな部分が見えてこない人だからこそ、オリジナリティーが出せる役なのかなと思っています。向井くんが作品の中で見つけようとしている答えみたいなものを、一緒に探しながら演じられたら。漫画原作のキャラクターは、読者の方それぞれの解釈があると思うので、全員の方が思うところにバチッとハマることは難しいと思っていて。例えば、元カノの言葉をきっかけに恋愛に踏み込めなくなった部分など、役の芯になる部分はしっかりと演じ、あとはできるだけ見た目を寄せたいと考えています」

向井くんに共感できるところ


恋がうまくいかない向井くんに、共感できるところもあるという。

「人間関係もそうですが、“こうすれば喜んでもらえるかな”と思ってやってみたことが、相手からすると違ったというようなズレは、皆さん感じた経験があるのではないでしょうか。みんなそれぞれに違う人だから、全てを分かり合えることは難しいと思いますし、必ずしも分かり合わなければいけないとも僕は思っていないですし。ただ、向井くんは一生懸命生きていて、相手と向き合おうと頑張ってはいるので。そこをくみ取ってほしいなとは思います(笑)」

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