7月8日(土)より東京・天王洲 銀河劇場にて、「舞台『魔法使いの約束』祝祭シリーズ Part2」が開幕。初日に先駆けて7月7日に行われた公開ゲネプロの模様をレポートする。また、キャストからのコメントも到着した。
原作は株式会社colyより配信されているスマートフォン向けアプリゲーム『魔法使いの約束』。2019年11月の配信以降、600万ダウンロードを超える人気ゲームとなっている。
物語の舞台は魔法使いと人間が共存する世界。中心となる大陸には5つの国が存在し、土地柄や人柄は国によって様々。この世界では、空には大きな月が浮かび、年に一度その強大な力をふるって世界を襲う。<大いなる厄災>に対抗するのは、選ばれし21人の“賢者の魔法使い”。現代から魔法の世界に召喚された主人公は、<大いなる厄災>と戦う魔法使いたちの賢者として、世界を救うために活躍することとなる。脚本・作詞は「ミュージカル『刀剣乱舞』」などを手掛ける浅井さやか、演出は「あんさんぶるスターズ!THE STAGE」などのほさかよう。音楽は「ミュージカル『テニスの王子様』」などで知られる坂部剛。
「祝祭シリーズ」では、世界各地で起こる異変を鎮めるため、魔法使いが各国で「聖なる祝祭」を執り行う。2023年2月に上演されたPart1では西の国と南の国の物語が描かれ、Part2となる今作では中央の国、東の国、北の国の物語が描かれる。
祝祭を行う国にはそれぞれサポート役がつき、中央の国を南の国、東の国を北の国、北の国を中央の国がサポートすることになる。国ごとの個性の違いにより衝突も起きるが、それでも「聖なる祝祭」を成功させるために手を取り合っていく。各々の国にフォーカスすることで、魔法使いたちの抱える過去や、同じ国のキャラクター同士の関係性がより掘り下げられる印象を受けた。
高精細な映像と、照明やアンサンブルキャストによる表現が、絶妙なバランスで魔法の世界を作り出す。祝祭を担当するキャラクターが身にまとう衣裳の美しさに目を惹かれ、また観客を物語に引き込む楽曲群も耳に残る。上演時間は2時間55分(休憩15分含む)。
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