累計800万DL突破の人気コミックを実写化したドラマ「癒やしのお隣さんには秘密がある」(毎週金曜夜0:30-0:59、日本テレビほか※TVer・Huluでも配信)。注目の第1話が7月6日の深夜に放送されたのだが、初回から強烈な“粘着”描写ラッシュでインパクトを残した。平和で明るい日常パートとの落差には、「最高です」「ちゃんと気持ち悪くて素敵」といった声が続出している。(以下、ネタバレを含みます)
同作はWebコミックサイト「めちゃコミ」にて年間ランキング5位、「みんなの推し恋愛マンガ大賞」で“大人の恋愛部門”入賞を果たした同名コミックが原作。どこにでもいる普通の女性である主人公に迫るイケメン…という普通の恋愛マンガから一歩踏み出し、イケメンにとんでもない“属性”を持たせたことで話題に。
頑張り屋の主人公・蓬田藤子を演じるのは、「リコカツ」などの人気ドラマに出演した田辺桃子。W主演として、人気少女マンガ「わたしに××しなさい!」の実写化映画・ドラマを熱演した小関裕太が謎多きイケメン・仁科蒼真を務める。
美しい夜景が一望できる、高い階層の暗い一室。ベートーヴェンの「運命」を楽しそうに口ずさむ謎の男が熱い視線を向けるのは、大きな窓をスクリーンにプロジェクターで映し出された1人の女性だった。
次々変わっていく女性の写真に興奮を抑えきれないように笑みをこぼしながら、男は指をくわえる。男は狂気的な表情のままそっとスクリーンに寄り添い、唾液に濡れた指先を女性の口もとへ…。「藤子さん…いまから会いにいきますね」と吐息混じりにこぼした言葉とともに、場面はボロアパート「四つ葉荘」に移っていく。
看板にも年季を感じさせる四つ葉荘から、今日も元気に出勤する藤子。会社では「必要な人と思われたくて」とあらゆる頼まれごとを断らない藤子だったが、いつしかあらゆる仕事が飛んでくる状態に。お人好しの性格も相まって、会社の同僚からは無理な経費申請を強引に押し付けられるなどのトラブルも抱えていた。
ストレスが多い環境ではあるものの、昔から貧しい実家では弟の進学も控えている。家族からは「体は無理しちゃダメよ!」と言われているものの、自分のことを後回しにして実家に仕送りをしているようだ。
家族仲は良好であるものの、日々の生活でいっぱいいっぱい。後輩女子には恋愛運がバッチリだと告げられても、ピンとこないほどだった。ある日も毎日の楽しみであるビールを取り出そうとしていたところ、夜更けにも関わらず玄関の扉をノックする音が。
恐る恐る扉を開けると、そこにはイケメン・蒼真がたたずんでいた。どうやら隣に引っ越してきたという挨拶だったようだが、あまりのイケメンっぷりに藤子は反射的に扉を閉めて身支度を整えることに。手早く用意を済ませてから改めて挨拶したものの、興奮した様子だ。
「隣にイケメンがいるという謎の優越感…!」と真顔でつぶやいてから、蒼真の部屋がある方向を拝む藤子。手土産のチョイスが高級そうなカヌレであったことも含め、心底から蒼真に好印象を抱いていた。
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