コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、陽気なおじさんさんの漫画「疲れのサインに気づけてる?」だ。
作者である陽気なおじさんさんが6月26日にTwitterに本作を投稿したところ、1.1万件を超える「いいね」が寄せられ、Twitter上では「すごく分かる」「自分のことかと思った」「この漫画のおかげで疲れに気づけた」「限界のサインを見逃さないようにしよう」などの反響の声が多数寄せられている。本記事では、陽気なおじさんさんに作品のこだわりなどについてインタビューをおこなった。
数年前にうつ病を患った作者は、うつ病が治った現在も身体の不調に敏感になっていた。テレビをつけているが声が聞き取れない、文章を読むのに時間がかかる、ごはんの味がしない…など、身体に現れる様々な疲れのサインを感じるように。そんなサインを見逃さず、すぐに自分に適したリラックス方法を実施。すると疲れのサインは突然終わりがやってきて…。
――「疲れのサインに気づけてる?」を描こうと思ったきっかけや理由があればお聞かせください。
漫画で描いた通り数年前までうつ病だったのですが、うつ病の症状って本当に人それぞれで。だからこそ自分がしんどいと思うラインが甘えなんじゃないかと考えたりしてしまうのですが、これはうつ病じゃなくても言えることだなと思って、今現在甘えなんじゃないかと頑張りすぎてる人の助けになればいいなと思いこのエッセイを描きました。
――共感の声で溢れている本作ですが、こだわった点などがあればお聞かせください。
こんなに伸びると思っていなかったので割とラフで読みやすさ優先で描いたのですが、疲れていて漫画を読む気力がない人でも読みやすいよう文字数を気にして作りました。
――本作の中で、特に思い入れのあるシーンやセリフがあればお聞かせください。
テレビの音声が聞こえづらいシーンは思い入れがあるというか、この漫画を描く数日前にこの状態になっていたのでその時の状況を思い出しながら渋い顔で描きました。つい無理をして自分のキャパを超えてしまうので気をつけたいという戒めも込めています。
――普段作品のネタ(ストーリー)はどのようなところから着想を得ているのでしょうか?
エッセイに関しては自分の経験をもとに、少しでも他の人の役に立てばいいな、気づきがあればいいなと思って描いています。漫画仲間に自分の経験を軽く話したときに「それ読みたいよ」と言ってもらって描くこともあります。ありがたい存在です。
――陽気なおじさんさんの今後の展望や目標をお聞かせください。
今2作ほど連載の準備をしているので、その企画を今年中に形にできたらいいなと思っています。その間で各SNSでエッセイ漫画を上げて、たくさんの人の日常の中で息抜きができる手助けをしていきたいです。
――最後に作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
今回私のエッセイ漫画を通してたくさん共感していただきありがとうございます。みなさんが共感してくれることで私も自分だけじゃなかったんだと安心することができました。ゆっくりではありますが今後も漫画を上げていくので、見守っていただけたら嬉しいです。
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