大原優乃、“同世代とお芝居をやりあえる”作品に出演「この先の糧になっていくような現場だった」<なれの果ての僕ら>

大原優乃撮影:大野代樹

俳優の大原優乃が、6月27日から放送されているドラマ「なれの果ての僕ら」(毎週火曜深夜0:30-1:00ほか、テレビ東京ほか)に出演。漫画家・内海八重氏による同名漫画を原作とした同作は、同窓会のために母校に集った四ノ塚小学校元6年2組の生徒23人が、かつてのクラスメイト・夢崎みきお(犬飼貴丈)に52時間監禁される事件を描く。大原が演じるのは、控えめな女の子・雨宮鈴子。大原にインタビューを実施し、演じることで意識したことや、撮影期間中の印象に残っているエピソードなどを語ってもらった。

役作りは「他の方の役を理解してから」


――オファーを受けた時の心境を教えてください。

お話を頂いてから原作を読ませていただいたんですが「この作品は人の人生について問う心のサスペンスだな」と思ったので、覚悟を持って向き合わないといけないと思いました。

――役作りで意識したことはありますか?

衣装合わせの時に城定(秀夫)監督から「おとなしい子」という一つのワードを頂いたんです。それまでに私が作っていた雨宮はちょっと違ったので、自分の中で整理をしてから現場に入りました。生徒が22人いるので、自分の役というよりは、まず他の方が演じられている役を理解して、そこから自分ができることは何かを考えていきました。

大原優乃撮影:大野代樹


向き合うほど苦しかった作品…「皆さんに支えられた」


――重たいストーリーでしたが、その点はいかがでしたか?

変な意味ではなく、作品に向き合えば向き合うほど苦しかったんですけど、その時間も楽しかったです。私はよーいスタートで切り替えられるタイプではないので、空き時間も引きずってしまうこともありましたが、それを受け入れてくださる現場でしたし、共演者の方々にたくさん笑わせてもらっていたので、皆さんに支えられていました。

それと、同世代の方々とお芝居をやりあえる作品はなかなかないので、刺激をもらうこともできました。自分のお芝居で悔しい経験もたくさんできたので、この先の糧になっていくような現場でした。

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