大原優乃、“同世代とお芝居をやりあえる”作品に出演「この先の糧になっていくような現場だった」<なれの果ての僕ら>

大原優乃撮影:大野代樹

撮影中にハプニング「本当に監禁されてしまった」


――撮影中の楽しかったこと、逆に大変だった出来事を教えてください。

大変なシーンが多かったんですが、カットがかかるとみんな差し入れに走っていく瞬間はすごく楽しかったです(笑)。あと、プロデューサーさんがピザを頼んでくださって、休憩中にピザパーティーをしたのも楽しい思い出です。

大変だったのは、スモークをたくさん焚くシーンで火災報知器が作動しちゃって…シャッターが閉まって本当に監禁されてしまったんです。少しだけ現場が止まったんですが、スタッフさんのおかげですぐに再開しました。

――撮影中、共演者の方々とはどんなやり取りをされましたか?

ヒロインの大原櫻子さんと初めて共演させていただいたんですが、ずっとご一緒したいと思っていた方だったので、すごくうれしかったです。「大原優乃です」ってごあいさつさせていただいたら「私も大原です」と言ってくださって!

現場を俯瞰で見られていて、皆さんと分け隔てなくお話をされていたので、本当にすてきな方だと思いました。お互いに焼肉が好きなので「いつか一緒にいこう」って約束もさせてもらいました(笑)。

大原優乃撮影:大野代樹


工藤遥&紺野彩夏と深夜ラーメンへ


――雨宮は、井上瑞稀さん演じる真田透(ネズ)に好意を寄せている可能性が示唆されています。やはり、撮影中はコミュニケーションを取り合うことが多かったのでしょうか?

今回が初共演だったんですが、お互いに人見知りということもあり、最初は「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(2019年、日本テレビ系)でも共演した親友の佐久本宝さんを含めた3人でお話させてもらっていました。(井上と)二人のシーンもありましたが、その頃には言葉をあまり交わさなくてもお互いを理解できるようになっていたので、すごく救われましたね。

――佐久本さんと親友なんですね。

普段から連絡を取り合うくらい仲良くさせてもらっています。現場が終わって帰宅してから、その日に感じたことについて電話で話したりしていました。「明日も頑張ろうね」って言える存在だったので助けられました。

――犬飼貴丈さん、工藤遥さんとも二回目の共演でした。

犬飼さんは最年長でしたし、誰よりもせりふが多くて大変だったと思うんですけど、その顔を一切見せず、皆とコミュニケーションを取られていたので、より犬飼さんのことを知ることができました。

そして、工藤さんには深夜の12時くらいにラーメンに誘ってもらって、紺野彩夏ちゃんも入れた3人でビールで乾杯しました(笑)。現場では頭を使うので、お腹が空いちゃって…。撮影の話もできたので、すごく良い時間でした。

――大勢の人の中で演じるということで、「3年A組」と共通する部分があると思います。当時は連続ドラマ初出演でしたが、その時に比べてご自身が変わったなと感じたことはありましたか?

当時は本当に何も分からなかったので、現場で皆さんに教えていただいていました。今回は年齢的に真ん中なので、先輩には甘えさせてもらいつつ、初現場の方に対しては「私にできることがあったら何でも」という姿勢で接していました。

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