森七菜“夏海”&間宮祥太朗“健人”が運命の出会い…ザ・王道ラブストーリーに「待ってました!」の声<真夏のシンデレラ>

2023/07/11 11:44 配信

ドラマ レビュー

間宮祥太朗“健人”「ずっと他人の人生を生きている気がする」


海辺で暮らす夏海たちと、東京の一流大学を卒業したエリートの健人たちはそれぞれ住む世界の違いにギャップを感じながらも、楽しい時間を過ごす。ところが、夏海は父親と弟に任せた食堂がてんやわんやになっていることを知り、一足早く帰宅することに。

女子たちが帰り、健人のもとには有名建築家である父親から電話が。健人は海洋生物学者になりたいという夢を持っていたが、親の期待に応えて建築家を目指していた。健人は修と守に「ずっと他人の人生を生きている気がする」と心の声を漏らす。

そんな中、パーティー帰りの理沙は一人息子の春樹(石塚陸翔)と海辺で電話を。夏の間、東京にいる元夫・翔平(森崎)に春樹を預けているが、翔平から「春樹は俺が引き取る」と言われたことで口論に。その矢先、ふいに上がった打ち上げ花火の音に驚いた理沙は海に落ちてしまう。そこへ偶然通りかかった宗佑(水上)に命を救われるが、海の中で気を失っている理沙に宗佑はキス。実は宗佑はライフセーバーで、人工呼吸を行ったのだった。

翌朝、理沙が目を覚ますと見知らぬ男の家(=宗佑の家)で、さらに男と裸でベッドで添い寝をしていて驚がく。理沙は前日の出来事を覚えていなかったが、自分を助けてくれた宗佑に感謝しつつ、宗佑の家を後にした。

森七菜“夏海”は告白するが…


一方、誕生日を迎えた夏海。幼なじみで密かに想いを寄せ続ける大工の匠(神尾)から、手作りの木彫りのクジラをプレゼントされる。さらに夕飯の約束もしてうれしさを募らせると、夏海はその晩、匠に自分の想いを伝えようと決意する。

夜になり夏海は待ち合わせ場所の居酒屋で匠を待つが、一向に現れない。匠は夏海の元に向かう道中、高校時代の担任・佳奈(桜井)に遭遇。佳奈の乗っていた自転車が壊れて、修理していたのだ。実は匠にとって佳奈は憧れの存在。匠は去り際、佳奈に「また会いに行ってもいいですか?」と聞くが、あっさりかわされてしまい暗い表情に。

すっかり夜も更け、夏海は匠が来ないまま店を出る。降りしきる雨の中、ようやく現れた匠に、夏海は怒ろうともしない。夏海はその理由を「好きだからじゃない?」と匠に伝えるが、匠は「ごめん。俺、夏海のこと、女として見たことない」とバッサリ。夏海は「冗談に決まってるでしょ!」と悲しみをこらえて明るく振る舞い、その場を後にした。

あくる日、水族館に出前を配達することになった夏海は、またも健人に遭遇。そして2人で海の上からサンセットを見ることになり、サップで海へ。沈みゆく夕日を二人並んで静かに眺めた。海から上がると、誕生日のサプライズで愛梨や守ら先日パーティーをしたメンバーが待っていた。健人は夏海に新しいビーチサンダルをプレゼントし、“この町が好きになったから、帰らない”と宣言するのだった。

次回予告では、「そっちこそ、彼女を振り回してるんじゃないの?」と何やら一触即発ムードの健人の姿や、匠と夏海がキスしそうな場面が流れ、これからの人間関係が気になる展開に。初回から夏の要素をたっぷりと詰め込んだ“ザ・王道”のラブストーリーに、「こういうの待ってました!」「これぞ夏」と視聴者の心をわしづかみにした。

◆文=ザテレビジョンドラマ部