韓国の人気脚本家キム・ウニ氏が手掛ける新作ドラマ「悪鬼」。“悪鬼”と呼ばれる悪霊に取り憑かれた女性ク・サニョン(キム・テリ)と、悪鬼を見ることができる民俗学者ヨム・ヘサン(オ・ジョンセ)が、不審な死の真相を暴いていく。刺激的なストーリーと俳優陣の見事な演技力で注目を集める、韓国発オカルト・ミステリーだ。韓国ではSBSで放送、日本ではディズニープラスのスターで独占配信中。今回は、「キングダム」「シグナル」「サイン」など大ヒットシリーズの脚本を務め日本や世界でも知られるキム・ウニ氏に、本作への思い、自身の作品が韓国のみならず世界で視聴されることに対する考えなどを聞いた。
ある日、亡くなった父の遺品として時代物の赤い髪飾りを受け取ったサニョン。だが、その日を境にサニョンは悪鬼に惑わされ始める。悪鬼はサニョンの心にある憎しみや欲望を聞き入れ、人を死に追いやっていくという。サニョンは、自分が悪鬼に乗っ取られていく恐怖と戦いながら、ヘサンの協力を得て悪鬼のルーツをたどり始める――。
「二十五、二十一」で明るくへこたれない主人公ナ・ヒドを演じたキム・テリが、悪鬼に立ち向かうサニョンを熱演。サニョンを助け、悪鬼を追うヘサン役を「サイコだけど大丈夫」で主人公の兄を演じたオ・ジョンセが演じる。
――序盤から衝撃的な内容で、とても引き込まれます。キム・ウニさんご自身は作品をご覧になって、どのような感想を?
制作現場の皆さんが非常に細かく準備をしてくださったという印象を受けました。たとえばサニョンの父の実家、“化源斎(ファウォンジェ)”と呼ばれる館の書斎は、私が考えたよりも細かく、美術や小道具のチーム、制作スタッフの皆さんが細部にわたって準備をしてくださっていて、映像を見て非常に感激しました。
それから、キム・テリさん、オ・ジョンセさん、(エリート刑事ホンセ役の)ホン・ギョンさん、(ベテラン刑事ムンチュン役の)キム・ウォンへさんをはじめ、すべての俳優さんのお芝居がとても良かったです。私自身も非常にドキドキハラハラしながら第1話を見て、実は今も放送のたびにすごく緊張はしているんですけれども、非常に素晴らしい映像になっていて、脚本家としてとても満足でした。
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