山下美月“晃”、兄妹の逃避行が始まった「私は幸せになれなくてもいいの。もう決めたから」<さらば、佳き日>

2023/07/11 12:01 配信

ドラマ レビュー

兄・桂一を慕う妹・晃を演じる山下美月(乃木坂46)(c)「さらば、佳き日」製作委員会

乃木坂46山下美月鈴木仁がW主演を務めるドラマプレミア23「さらば、佳き日」(毎週月曜夜11:06-11:55、テレビ東京系)の第5話が7月10日に放送された。

誰にも言えない秘密を抱えながら生きる兄妹のヒューマンラブストーリー


同作は、「『このマンガがすごい!2017』オンナ編」にランクインした茜田千の同名漫画を原作に、ある地方都市に“新婚夫婦”として引っ越してきたきょうだいと、親や友達、職場や近所の人々など、2人を取り巻くさまざまな人間関係を描くヒューマンラブストーリー。

幼い頃から留守にしがちな両親に代わり家事などをこなしてきたしっかり者で、保育園の先生として働く広瀬晃を山下が、頼りないが心優しい性格で、絵本の出版社で働く晃の3歳年上の兄・広瀬桂一を鈴木が演じている。

また、晃の親友・森珠希役に加藤小夏、桂一の友人で珠希の幼なじみの牧嶋剛役に伊藤あさひ、晃と桂一の母で仕事一筋な広瀬奈緒美役に小沢真珠、珠希の父で心配性な森恭一役に姜暢雄、桂一の大学時代の演劇サークルの仲間・岡田敦子役に高月彩良が配役されている。

昨晩のキスを桂一が覚えているのか、気になる晃


大学進学が決まった2019年春、晃は家を出て一人暮らしを始めた。それから2年半、一度も実家に帰らず、兄・桂一のことを忘れようとしていた。そんな時、不意に現れた桂一。その姿を見て晃は気持ちが緩み、いろんな思いが溢れ出してきた。そして、桂一とのキスによって止まっていた2人の間の時間が動き始めることに...。

桂一は晃にキスをした直後、倒れてしまう。急に帰ってきた母・奈緒美のこと、仕事を辞めたことなど、親友・剛に言われた言葉など、いろんなことが重なり、晃と会えたことで溜まっていた思いや心労が一気に襲ってきたのだろう。

鍋パーティーをするために晃の家に来ていた友人の柳沢(青木暸)と鶴村かおり(太田奈緒)に手伝ってもらって、桂一をなんとか家に運ぶことができた。桂一が目覚める前、小さい頃に風邪で寝込んでいた時の記憶がよみがえっていたのは、晃が”かりんとさん”を作っていたから。

目が覚めた桂一は「俺、どうしたの?」と昨晩のことを覚えていない様子。そこで晃が気になったことは一つ。昨晩のキスのことを覚えているのか、いないのか。尋ねようとしたところで、桂一が晃の肩にアゴを乗せて「風邪、うつしちゃったかな」と話題を変えたことで、覚えていると確信した。