また、杉野は、現場では共演者と「すごくおしゃべりするタイプではない」と言うが、「なる役の宮崎莉里沙ちゃんとは、父親のような、友達のような、恋人のような関係なのかもしれないです。目をかけてしまうところはありますね。長い時間一緒にいるので、お説教しちゃうこともあるし(笑)、それは役の清舟となるの関係と同じかと思います」と語った。そして、現場でも常に元気な宮崎に、「あと2カ月間くらい(の撮影期間)、精一杯食らいついていこうと思います」と気合いを入れた。
続いて、「おてんばななると子供の頃から優秀な清舟、自分はどちらに似ているか?」と聞かれた杉野は、「なるに似ていると思います」と答え、「落ち着きがないとよく言われていましたし、食べるときは座っていなさいと言われたり、一つのことに集中できなかったり、そういう子供でした」と回想した。
さらに、清舟のように子供の頃に打ち込んだことを聞かれ、「子供の頃はいろんなことをやっていましたね。いきなり中学受験をしたくなって、塾に通って勉強を頑張った時期もあるし、遊ぶことを頑張っていた時期もあるし、ドッジボールを習って全国大会を目指していた時期もあるし。何かで一生懸命になれることがないと、ダメなタイプでした」と明かした。
今作では、清舟役として書道にも挑戦。「今までは、役作りの一環として(練習を)やらなきゃという感覚でいたんですけど、今回、“練習に行かなきゃな”という気持ちだったのは、最初の2、3回だけでした。大筆で『ばらかもん』というタイトルバックを書く練習がスタートして、実際に書いてみたときに、急に筆の使い方や動かし方が体にすっと入ってきて、それからは楽しく現場で書いています。いつのまにか上達してきたなと思います」と、楽しみながら書道に臨んでいるようだ。
最後に、原作のファンに向けて、「僕は原作を読んで、島の雰囲気や、人と人との関わり方など、そういう温かさに引かれました。僕たちは若いチームなので、(撮影を通して)個々も成長していくと思います。そういったことも含めて応援してもらえたら、僕たちもそれをバネにさらに頑張りたいなと思います」と意気込んだ。
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