コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、いくたはなさんの漫画「フツーの恋って何?」だ。
6月28日に投稿されたツイートには、7000いいねを超える反響があり、「素敵な恋に育ちますように」「続きが気になるプロローグ」「絵も心も色がついて見える!」といったコメントが集まっている。作者のいくたはなさんに話を伺い、創作の裏側などを語ってもらった。
普通に、不自由なく生きてきた、どこにでもいるフツーの女の子。高校の入学式、友達から「なにかしたいことある?」と尋ねられると「恋愛」と答える。
当たり前のように男の子と付き合って、デートをして…そんな日常が待っているのだと見越していたが、校門の前である一人の女の子を見つけ、これまでに抱いたことが無い感情を持つことになる…。
Twitter上では「もしかして三角関係になる?」「切ない物語が始まりそう」など連載開始について、読編を待ちわびる声が続々と寄せられるほか、「異性だろうと、同性だろうと好きって気持ちが素敵なことは変わらない…」「恋に落ちるってまさにこれ、この瞬間!」など、感情の機微について称賛のコメントもあがった。
――「フツーの恋って何?」は7000いいねを超える反響です。ここまでの反響となったことについて率直な感想をお聞かせください。
たくさんの方に読んでいただけてうれしいです。特に商業連載の第一話はTwitterに載せてもあまり読んでもらえないこともあるので、それを思うとこうやって連載作を記事にしていただけることもはじめてなので本当にありがたいです。
――「フツーの恋って何?」について、創作のきっかけをお聞かせください。また、作品に込めた思いがあればお聞かせください。
TikTokの動画で最初モブキャラとして登場していた女子高生二人に対して物語がふわっと浮かんだときに、学生時代の友人の姿が重なり、悩んでいた友人にどう話したら声をかけたらよかったのか、正解はあったのかなかったのか、当時かけたわたしの言葉はあれでよかったのか。もう一度当時を見つめ直してみたいという気持ちもあり、描くことにしました。
――「フツーの恋って何?」に込めた思い、漫画を通して伝えたいことがあれば教えてください。
普通とは便利な言葉だなと感じます。普通ではなく、フツーにしたのは普通という意味が本来持っている意味とは別の使われ方をしているような気がしてフツー、としました。
フツーとは、自分の中でのいわゆる合格点に属する集団の様子をさしているのではないかと思い執筆し始めました。描き終わる頃にもっとフツーとはなんなのか、向き合えたらいいなと思っています。そして、学生時代に本当にかけたかった言葉の答えを見つけられたらいいなと。
――今後の目標や展望があればお教えください。
いつも漫画を読んでくださる方これからもどうぞよろしくお願いします。これからも好きな世界観の漫画や見つめなおしたい漫画、昔描いてみたかった漫画を時間の許す限りどんどん描いていきたいと思います。単行本2冊分の長さの物語になる予定です!
――読者やフォロワーにメッセージがあればお願いします。
メディア化、本がたくさん売れてほしいなという野望はもちろんありますが老衰で亡くなる前日まで漫画を描いているような人生をおくれたらいいなと思います。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)