TBSで、7月16日(日)に「松重豊の大シベリア5000キロ~日本人が知らない餃子ロード~」(昼4:00-4:54)が放送される。“幻のギョーザ”を探してシベリアを旅した松重豊が、ロケの感想や自身の持つ“ギョーザ像”について語った。
松重は、ロケを終えたばかりの時のことを「ロシアは隣の国ですけど、とても広いんですよね。5000kmって数字にするとあまり実感がないんですが…10日いたんですけど、6泊10日で3泊は機内泊でした」と振り返りつつ、「シベリア鉄道もいい旅に思えるけど、気温36℃で冷房なしの車内。風も入ってこないし、食堂車もない車両だったので何もない、ぬるい水を売っているだけで(笑)、移動では過酷なスケジュールでしたね」とこぼす。
しかし、「モスクワという白人系の方が多いところからブリヤート共和国に向かっていく中でアジアに近づいていくなっていう実感を含めて、広い国を移動するだけの、見る価値のあるものがいっぱいありました」と旅を満喫した様子。
「今回、西洋と東洋がつながる何かがあるのだと確信したことも僕の中では大きかったです。シベリア鉄道で出会ったポーランド人と話をしていたら、ポーランドにもギョーザに似たような食べ物があると言っていました。
東へ西へと、シルクロードの交易で世界はつながってきた歴史があり、そのことをギョーザ一つとってみても実感できたと思います。
また、印象に残ったことについて「イルクーツクという都市にものすごくおいしいお店があって、小籠包とギョーザの中間ぐらいのやつなんですけど、その肉汁と皮の絶妙なバランスが素晴らしかったです。帰りにイルクーツクにトランジットしたときに、もう1回寄ってくれって言いました(笑)」と明かす。
そして、「ギョーザは形を変えて世界中で愛されていると実感しました。でも、私にとっては日本のギョーザが一番うまい、完成度が高いという事も実感しました(笑)。
大陸から持ってきて、それを日本でさらに独自のアイデアで発展させており、これはすごいことです。ロケが終わった後も日本のビールを飲みながらギョーザを食べたいという思いが高まりました」としみじみ語り、「この番組は午後4時放送なので、この番組を見ていただいたら、ものすごくギョーザが食べたくなると思います!(笑)」とアピールした。
番組では、松重が“幻のギョーザ”を探すため、ロシアのモスクワ、シベリア、ブリヤートを巡る旅に出掛ける。
モスクワでは、さまざまな味がそろう専門店も続々オープンするほど人気のあるロシア伝統のギョーザ「ペリメニ」に注目。
さらに、ブリヤート共和国の首都・ウランウデでは原住民が住む村で開催されていた祭りに参加し、原住民との触れ合いの中で出会った“幻のギョーザ”の秘密に迫る。また、松重が現地の人のために日本のギョーザ作りに挑む姿も見せる。
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