――実際に、他の方にやってもらうネタやネタ音を作る作業はいかがでした?
元々、ネタ音ばかりやっていたので、昔を思い出しながらでしたね。ピンのネタは5、6年作っていますが、「コンビネタってどうやって作っていたかな?」って、ちょっと思い出す感覚というか。
さらに、ネタをやってくれるのが、釈さんと山西さんじゃないですか。「はて、どうしよう?」と思いましたよね。本当は男子×男子の方が作りやすかったんです。
今回のようなネタは、実は20年前に案として出したことがありましたが、ネタとしては作っておらず、男子×男子で想定していた案だったので全替えしました。
言ってみれば、「Le Couple」(ル・クプル)みたいなもんですからね! だから、Le Coupleをどうやって笑える方向に持っていこうかなと考えて、じゃあ夫婦のおバカユニットがいいなって。
――台本はどのように作り上げていったんですか?
僕は「台本書こう!」というふうに書かず、全部箇条書きなんですね。箇条書きで、思い付いたことを書いていって。そんなふうに面白いものを書きためていって、その中から今回のネタに使えるものをピックアップしていくんです。
――いわゆる想像しているような台本の形ではないんですね?
今回は歌も何曲かあり、コントもあり、実はごった煮なんです。だから、コンビ名にもした「魏志倭人伝」というテーマでオムニバスを作っていきました。スマホと、10代から書いているノートから箇条書きのネタを探って、1997年か1996年辺りに書いていたネタに今回披露したネタに近いものを見つけました。
ここから元ネタとして引っ張って、全部今回用に作り直していきました。だから、“音ネタ”という意味では、同じ時期にピコ太郎の曲は実は出来ていたんです。
――そんな前から、ピコ太郎の元になるネタが出来ていたんですね。
ピコ太郎のキャラクターはここ5年くらい前ですけど、曲自体は17、8年前に音楽ネタをやり始めた頃にはすでに出来ていたんです。
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