【漫画】不器用で甘酸っぱい… ふたりの“先生”が可愛すぎて「いいぞ、もっとやれ」「尊い」の声が止まらない

2023/07/18 18:30 配信

芸能一般 インタビュー

お互いを推しあう関係が水面下でバトル「先生VS先生」画像提供/もず さん

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、女学生と先生の微笑ましい関係性を描いた漫画『先生VS先生』をピックアップ。

6月7日に投稿されたツイートには、3万を超える「いいね」が寄せられるなど大きな反響を呼んだ。「心に沁みた!」「推しつ推されつ」「お互いに需要と供給あるの好き」などさまざまなコメントが集まっている。SNSでマンガやイラストなどを投稿している原作者・矢尾いっちょさんに、制作秘話や裏話を伺った。

密かにお互いを推し合う姿が可愛い

先生VS先生(2/14)画像提供/もず さん

一見すると地味に見える女学生の芦谷香帆(あしやかほ)。物語は、そんな芦谷が深町先生の赤点の補習を受けているところからスタートする。

涼しげな顔で芦谷の補習を担当する深町先生だが、芦谷が持つもう一つの顔を知っている。実は、芦谷の正体は深町先生の推し作家である「ぽむぽむペイン」先生。ファンとして彼女の作品を読み込んでいた深町先生だったが、他の授業で没収されたノートの落書きを見たことで芦谷が「ぽむぽむペイン」先生であると気づいたのだ。

その一方、深町先生の“顔”が推しだという芦谷は、原稿作業で疲れたメンタルを深町先生を見て回復させるのがライフワーク。そうして今日も、ニヤニヤしながら呑気に補講を受けていた。芦谷のシメ切を心配して早々に補修を切り上げようとする深町先生と、嘘をついてでもメンタルを回復させたい芦谷。

補習を終わるという宣言に「補習…してほしいです!!」と粘る芦谷だったが、深町先生も負けてはいない。愛が暴走しすぎて次のテストの答えを板書してみせる深町先生に、芦谷が突っ込むという“絶対に負けられない闘い”が繰り広げられる。最後には深町先生が「先生には新作を落としてほしくないんですよ!」と本心を漏らしてしまったことで、2人はある約束を交わすことになる…。

”先生”呼びに込められていたのは、互いの違う立場へのリスペクトだった

先生VS先生(4/14)画像提供/もず さん

――本作を創作したきっかけや理由があればお教えください。

学校ネタの作品を執筆したいとネタ作りしてい際に、教師が生徒に羨望の眼差しを向けるようなことがあったらどういうものなんだろう?とふと考えたことがきっかけです。そこから互いに違う立場でリスペクトしあえる関係の表現として「先生」という言葉を使った本作に仕上がりました

――本作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。

本作品の深町先生は個人的にかなり好みのビジュアルでデザインできたキャラです。ぜひそんな深町先生の顔を芦屋さんばりに恍惚と眺めていただけると作者としてもすごく嬉しいです

――深町先生が「かなり初期からのファン」という芦谷さんですが、彼女が同人活動を始めたのはどのくらい前なのでしょうか。

約3年ほど前からという設定です。

――ノートへの落書きやサインの練習など、こうしたエピソードはご自身も経験しましたか。

僕もかなり落書きする人間だったのでよくクラスメイトに見られて恥ずかしい思いをしたものです。サインの練習はなんとか今日までバレてません

――芦谷さんの「先生を見ながら描く」という執筆スタイルは、今後も続いていくのでしょうか。

おそらくそうだと思います。辞める理由がないので

――今後の展望や目標をお教えください。

一つでも多く漫画を描くことが当面の目標です。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。

いつも読んでいただき本当にありがとうございます!これからもがんばって執筆していく所存ですので何卒よろしくおねがいします!!