今回、来日できなかったリンチからのコメントVTRを挟み、質問に答え終わった7人が次のステージの為に退場。残った4人で「Q&A」を続ける。
まずヒカリが「チャームポイントのえくぼを見せて」に応えて、えくぼ全開のスマイルを見せた後、ジュンウォンは「腹筋見せて」に応える。「最近、運動してなくて…」と、自分で選んだくせに言い訳を始め(笑)、自分だけだと恥ずかしい、と、ウソクを巻き込んだ。2人とも見事な6packに大歓声が起こった。
ミンソは「好きな日本語は?」を選び、「2つあります。“疲れた”と“おいで”」と答えた。そこでNICE73が「疲れた?」と疑問形にして「おいで」と語りかけてほしい、と提案。彼は、会場に「疲れたー?」と呼びかけた後、「おいでー」と優しい笑顔で左手を差しのべ、ファンは大発狂。彼は恥ずかしさで顔を覆ってしゃがんでしまったが、ファンは間違いなく疲れが吹っ飛んだ。
最後はウソク。「日本で好きな食べ物は?」に対し、「ボクは日本に来たのは初めてです」と日本語でまず答え、ラーメンととろろごはんが食べてみたい、と答えた。
制服の衣装に着替えたメンバーたちは、番組のセミファイナルのミッションで披露したオリジナル曲「SPACE MAN」「SNACKS」「RUN」「Hold Tight」を次々とパフォーマンス。ミッションの時とは違ったメンバー構成で、新たな魅力で楽しませてくれた。
歌をたっぷり堪能した後は、リレーゲーム。“マシッソ”“モシッソ”の2チームに分かれ、90秒間で、スプーンにピンポン球を乗せて一周、抱き合って風船割り、ペットボトルを回して立てる、縄跳び三重跳び、レモンをかじる、という5つのゲームをリレー方式で行い、タイムを争う、というルールだ。勝ったチームのメンバーのサイン入り生チェキが抽選で当たるとあって、ファンも応援に熱が入る。接戦の末、“マシッソ”チームが勝利。負けたチームは、罰ゲームとして、セクシーダンスかキヨミ(かわいい)ダンスを披露したのだが、セクシーを選択したヒカルとギュレが昼公演とほぼ同じダンスを見せ、メンバーから「新しいのをやれ!」と大クレーム。そんなに文句を言うならオマエがやれ、と、相手チームのケイダンが引っ張り出され、ソンミンも巻き込んでセクシーダンスをするハメに。いざ始まるとネクタイプレイのようなダンスを披露し、末っ子の思わぬセクシーっぷりにメンバーたちは大慌てだった。
楽しい時間も終わりに近づき、メンバー1人ずつ今日の感想を。リーダーのジュンウォンは「ボクたちのコンサートに来てくださって、アリガトゴザイマス!」と日本語で満員のファンに感謝を述べた。ヒカルも「次は必ずリンチも来て12人の完全体でお見せできるように、練習して練習して練習して…」と約束。ソウルは「いつも言ってますが、ボクたちを愛してくれるのと同じように自分自身も愛してくださいね」と素敵なメッセージを。ヒカリは「正直、日本にどれだけのファンの方々がいらっしゃるのか、全く予想もつかなかったんですけど、たくさんの方々を目の前にして、ボクたち頑張ってきた成果なんだ、と(メンバーと)さっき話していました」と感謝の気持ちを表した。そしてハンビンは「めっちゃ好きやでー!」と関西弁で愛を伝えてくれた。そして、「Shut Off」で本編が終了した。
大きな「アンコール!」の声に応えて再び登場した彼らは、「I’ll be(イッスルケ)」を熱唱。「人生の全部になって、生きる理由になって、キミの為に歌うよ」という歌詞の通り、心をこめて歌う11人。聴いているこちらも胸がいっぱいになる。
会場を感動が包む中、「歌ってない曲がまだありますよね!?」と会場に問い、「『FANTASY』!」とファンが答える。「行きましょー!」と、番組のシグナルソングであり彼らの原点でもある曲「FANTASY」を最後に披露。最初にこの曲を歌った約4ヶ月前を思い出すと、そこからさまざまなミッションを経てグループを結成し、5000人規模の会場で堂々とパフォーマンスする姿にさらに胸が熱くなった。歌い終わった後も、会場の隅々、そして2階席まで見渡し、名残惜しそうになかなかステージを去れないメンバーたち。BGMとして流れていた「Hold Tight」に合わせてファンが歌い出し、メンバーも歌い始めて大合唱に。会場が1つになって、彼らの日本初のイベントは大成功の中終了した。
◆取材・文/鳥居美保