その後、スタジオで視聴者から寄せられたコメントに答えるパートへ。「小田井さんが一番癒される瞬間はいつですか?」という質問には、「旅に行って、帰りの新幹線乗って、品川の駅で乗車の切符を入れて、もう切符が戻ってこないあの瞬間めっちゃ癒されますよね。旅が終わったって感じがして」と回答。
「次はどこを旅したいですか?」というメッセージには、「旅したいところだらけです」と前置きした上で、「日本全国回らせていただきました。ただ、離島! 島に行ってみたいんです。島には未だに独特の文化とか風習が残っているところがたくさんあるんですよ。いわゆる奇祭と呼ばれるお祭りやってるところもあったり。ひょっとしたら、日本の本来の文化を勉強したければ、島に行くとわかるんじゃないかって思ってる節もある」と答えた。
「温泉たくさん入って肌質変わりましたか?」という問いには、「具体的にいうと」と立ち上がり、脇腹のあたりを指して「ここキレイになった気するよ。マニアックで申し訳ないけど、スベスベになった気する」と返した。
小田井とLiLiCoの旅を全力で楽しむ姿勢、小田井がリアルタイムで視聴者の声にリアクションする姿。その両方が楽しめる贅沢な放送回となった。
番組コーナーとして恒例の「小田井へのお題」はあるものの、生放送でリアルタイムに寄せられる質問に答えるのはなかなか味が違う。しかし小田井は質問の選別、話の広げ方、ワードチョイスなど、編集の利かない生放送とは思えないほど流ちょうに話す姿が印象的だ。人との交流を好む性質と、頭の回転。その両方が、総集編VTRではなく「生放送で振り返る」という企画を成立させているのだ。
番組の旅リポも、小田井の人となりをより深く知れば楽しみ方が変わるはず。番組にさらなる味わいを持たせることができる生放送企画の価値は、“総集編”という言葉には落とし込めないほどに大きい。
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