【漫画】美術館デートを終えた男女の感想トークに「ピカソを評価した人も同じだったはず」「ヤバくて深い」と共感コメント多数

2023/07/24 10:00 配信

芸能一般 インタビュー

美術館デートの感想を言い合っていたら、なぜか女性が号泣…?画像提供/もず さん

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、Kindleで「三山くんはしゃべらない」という短編集漫画を描いているもずさんの作品「美術館に行ったら女の子を泣かせちゃった話」だ。同作は誰でもクリエイターにリクエストができる“お題箱”というサービスで届いた、「美術館に関する話」というお題を受けて描かれた。「わかる。なにもわからん」「こういう人となら美術館も楽しいかもね」といったコメントと、3万もの「いいね」が寄せられている。

深い作品に触れたものの、感想が出てこず…

美術館に行ったら女の子を泣かせちゃった話(2/7)画像提供/もず さん


「素晴らしい作品ばかりだったわ」「美術館という場所は本当に刺激的ですね」という知的な会話から始まる同作。「近くにいるだけでパワーをもらえるみたい」などと話しているのは、落ち着いた雰囲気の男女だった。美術館に行ったあと、それぞれが感じた想いを語り合っているようだ。

ところが、「どの作品が一番気に入りましたか?」という男性からの一言で展開は急変。突如「ごめんなさい」と言いながら泣き出した女性に、男性はなにかやってしまったのかと大慌てしてしまう。しかし涙の理由は、美術館の楽しみ方がよくわからないのに見栄を張ってしまったことに耐えられなかったというもの…。

世間的に評価されている芸術に対して、「わからなかった」という正直な気持ちを言ったときに感じる“敗北感”が嫌だという女性。素直な告白を聞いた男性だったが、実は彼も見栄を張っていたことが判明する。「芸術のわかる男の方がモテるかと!!」と不純すぎる独白に、緊張が解けていった女性。その様子を見て、男性は改めて美術館を見て回ることを提案する。そこでお互いから出た素直な感想は…。

読み返すとさらに笑える…実は「浅い」2人の会話

美術館に行ったら女の子を泣かせちゃった話(3/7)画像提供/もず さん


――本作を創作したきっかけや理由があればお教えください。

漫画のお題として「美術館に関する話」をいただいたのがきっかけてです。
そこから、自分が普段美術館に行ったときに考えていることを盛り込んで漫画を描きました。

――本作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。

最後まで読み終わってから、もう一度冒頭の2人の浅い会話を楽しんでもらいたいです。

――お互いにカッコつけたい気持ちを抱いていた2人ですが、美術館デートはどちらから言い出したのでしょうか。

男性の方からです。2人は職場の同僚という設定です。

――カッコつけを貫ききれずに泣いてしまった加賀さんですが、カッコつけてみるのが初めてだったのでしょうか。

加賀さんは普段からカッコつけています。アート方面は不得手でカッコつけきれなかったようです。

――もう一度見に行った時に出た「深くてヤバいです」は“わかって”言っているのでしょうか。

なんとなくわかった感じで言っています。

――今後の展望や目標をお教えください。

自分の本を作ってコミティアにサークル参加したいです。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。

漫画を読んでいただきありがとうございました。
描いた漫画はTwitterに載せているので、よかったらフォローしてみてください。
あと、こんな感じのほっこりニヤリな漫画をまとめた短編集を電子書籍で出しているので、そちらも見ていただけると嬉しいです。