無料のBS放送局「BSJapanext」で放送中の、プロゴルファー・有村智恵がMCを務める番組「有村の智慧」(毎週木曜夜9:00-10:00、BSJapanext)。同番組のテーマは、さまざまなプロゴルファーやゴルフ界の著名人にゴルフに関する哲学やスキルを聞いていくこと。7月13日の放送では、前回放送から引き続き李知姫をゲストに迎え、高又順のスイング理論、アプローチの打ち方などを届けた。
この日は、有村智恵、原江里菜、李知姫の3人がゴルフについて赤裸々にトーク。まず盛り上がったのは、プロ生活23年になる李知姫のウォーミングアップ方法についてだ。
あまり怪我をしない李にその秘密を尋ねると、「試合前はなるべく体力を使わないようにしている」と話す。むしろウォーミングアップよりケアの方法に一家言あるらしく、「毎日ケアとストレッチを頑張っている」とコメント。
有村が「ストレッチどんなことやってるんですか?」と問うと、「どこが疲れたかな」が大事と話す李。「足が疲れたら足中心、上半身が疲れたら上半身って感じ」と、その時々の体の調子に応じて重点的にストレッチする部位が異なることを明かした。有村は「これだけ長くやれるってことは、圧倒的に“今日はどこが張ってる”とか“気づきの感覚”がすごいんですよ。それは才能的なもの。気づけなくてケガにつながって、取り返しのつかないところまでいっちゃう人もいる」と語った。
「調子が良い要因はわからないけど調子が悪い原因は明確にある」と分析する李。それを受けて原が「この20年で一番仕上がっていたシーズン」を聞いたところ、2003年が疲労せず、ゴルフの進度も考えなくていいほど仕上がっていたとのこと。
2003年は彼女が年間獲得賞金ランキング2位に輝き、4勝で約7800万円を獲得した年だ。しかし1位の不動裕理が10勝で1億4900万円以上を手にしていたため、「全然勝った気がしなかった」と当時を振り返って本音を吐露した。
そんな李が自分のゴルフに迷った時、助言を請うていた相手は高又順。「自分がコースにいる時は本当に厳しいんだけど、それ以外は本当に優しい」と振り返り、昨年アプローチが全く乗らなくなって悩んだ時も高から学んで、「手首を使わずに体全体で打つから、これは乗らないよ」と指導されたエピソードを語った。
高又順のパッティング理論で重視していることは「インパクトの際、パターのヘッドを引くよう意識すること」。試合のグリーンのカップは多くの参加者がそこを踏んでいるため傾斜しているところが多く、インパクトが強くないと傾斜に負けてしまうというのが理由で「パターは短い距離でもインパクトは強く!!」とアドバイスされたようだ。
それを受けた有村は、たにひろえのパターを借りたときのエピソードを披露。「パターがめっちゃ重いから、上げて下ろすだけでいくんですよ。これもアリだなって思った」と、高又順のパッティング理論に共感していた。
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