それから3カ月後、由香里が失踪するという展開に。上原と共に神野家に聞き込みに行く理子。
そのあとはドキドキの描写が続いた。険しい崖の上に立つ由香里。車の中で「ちょっと家でゴタゴタがあってしばらく会えないかもしれない」と智明に言われた繭美が、深夜の森の中で遺体なのか、意識がない人物を引きずって運ぶ姿。
そして冒頭にもチラリと流れた、海で女性が遺体となって発見されたニュース。それを車の中で爪を噛みながら聞く繭美。遺体は由香里なのか…と思っていたら、同じニュースをホテルらしき一室で見ている由香里が映し出された。
そこからラスト1分、さらなる衝撃が待っていた。
由香里のいる部屋のドアをノックして現れたのは、繭美。その繭美が部屋の奥に進むと、シャンパンをつぐ理子の姿があった。
乾杯する3人。果たしてここまでの間に何があったのか。ドラマの公式サイトで原作者の横関が「第一話を見終わったあと、しばらく鳥肌が立っていました。原作者としても納得の、胸を張れるほどのクオリティに仕上がっています」とコメントしていたが、まさにその通りの鳥肌ものの展開だった。
深川麻衣、前田敦子、石井杏奈が、繭美、由香里、理子のそれぞれの日常を丁寧に見せつつ、ラスト1分の驚きまで持ち込む演技がすばらしかった。
物語は、由香里が親交を深めていくことになり、ドラマのナレーションも担っている玉名翠(さとうほなみ)の存在も気になるところだが、次回7月27日(木)放送の第2話では、由香里の葬式が営まれている描写が。「どうして？」が渦巻くストーリーに期待が高まる。
◆文＝ザテレビジョンドラマ部
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