【漫画】可愛い子ザメがサメ映画の概念を覆す…監督の考えも変えた予想外の展開に「公開はいつですか?」の反響

2023/07/26 18:30 配信

芸能一般 インタビュー

可愛い子ザメが恐ろしいサメ映画に出演…!(C)ペンギンボックス/KADOKAWA

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、ペンギンボックスさんが描く『おでかけ子ザメ サメ映画』をピックアップ。

現在、書籍が3巻まで発売され、8月からアニメ化も控える『おでかけ子ザメ』のお話で、Twitterで2023年6月5日に投稿したところ、3.6万件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、ペンギンボックスさんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについて語ってもらった。

可愛い子ザメちゃんが恐ろしいサメ映画のオファーを受けるが…

『おでかけ子ザメ サメ映画』より(C)ペンギンボックス/KADOKAWA

『おでかけ子ザメ』は、風呂敷がチャームポイントの子ザメちゃんが色々なところへおでかけするなかで、人や動物、虫たちと触れ合って優しい気持ちに包まれる様子を描いている作品だ。

今作は、可愛い子ザメちゃんが恐ろしいサメ映画出演のオファーを受けるところから始まる。痛々しいキズや血のりなどの特殊メイクをしてもらい、セットを走り回ってやる気満々の子ザメちゃん。楽しさのあまり、砂浜でお山を作って遊んでいた。

いざ撮影が始まり、親ザメ役と一緒に女性へ襲い掛かるシーンに差し掛かるも、自分が作った砂の山を見てほしくて、親ザメ役を砂浜まで誘うのだった。

無邪気な子ザメちゃんの様子に、出演者は思わず笑顔になって拍手。その様子を見た監督が、「斬新なサメ映画を思いついた」と言って、サメと人がなかよく暮らす家族の様子を描く映画として制作された。そして、上映された映画は大ヒット作となったのだった――。

Twitterでは、「子ザメちゃんの可愛さは世界を平和にする」「この映画の公開はいつですか?」「やばい可愛い」などの反響が寄せられている。

作者・ペンギンボックスさん「実際の子どもの表情と重なる部分を描こうと思っています」

『おでかけ子ザメ サメ映画』より(C)ペンギンボックス/KADOKAWA

――『おでかけ子ザメ』はどのようにして生まれた作品ですか?きっかけや理由があればお教えください。

元々いろんなキャラクターを作りたいと思って色々投稿をしてきました。
ただイラストで表現するには描ききれないことが多く、漫画に挑戦し始めていた時期に出来たキャラクターです。
歩くサメの原型のイラストがあって、そのキャラを動かしてみようと思いました。
サメがいると怖いことが起こりそうですが、子ザメの顔は絶対そんなことしなさそうな顔をしているので、色々お話が作れそうだと思いました!

――今回の『サメ映画』では、周りの共演者のみならず、監督の考え(映画の脚本)まで変えてしまうほど、子ザメちゃんの可愛さや行動に大きな影響力がありました。今作を描くうえでこだわった点や「ここを見てほしい」などのポイントがあればお教えください。

最初と最後の監督の方向性が真逆になるお話を描きたいなと思っていました。
担当の関口さん(@sekitoraaa)と、どう効果的に演出するか模索した回でもあり、そこも含めて読んでいただけますと嬉しいです!

――今作で特に気に入っているシーンがあれば、理由と共にお教えください。

監督がいい絵を見つけて、その構図がそのままセピア調のさめはだかぞくのワンシーンになるページです。
昭和の一家団欒っぽくしたかったのですが、その中でも独特の違和感が出てお気に入りです。

――作品で特に心がけているところ、大切にしていることなどをお教えください。

子ザメの顔はサメなので、人間とかけ離れていますが、実際の子どもの表情と重なる部分を描こうと思っています。毎回新しい顔を見れるようにしたいなと思っております。

――現在、書籍が3巻まで発売され、2023年の夏にはアニメ化されるなど、漫画の枠を超えて“おでかけ”する活躍を見せている『おでかけ子ザメ』ですが、今後の展望や目標をお教えください。

子ザメに関しては、何かびっくりするようなサプライズを作りたいと思っております!
また、4巻もなるべく早くお届けできるように頑張ります!

――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。

いつも読んでいただきありがとうございます!子ザメの冒険はこれからもまだまだ続く予定です。アニメもとてつもなく可愛く作っていただいております!
どちらも楽しみにしていただけますと嬉しいです!