同名人気コミックの実写化ドラマ「癒やしのお隣さんには秘密がある」(毎週金曜夜0:30-0:59、日本テレビほか※TVer・Huluでも配信)。7月21日に放送された第3話では、ひょんなことから距離を置かれた仁科蒼真(小関裕太)が関係修復のために奔走することに。「恋にひたむきな姿」と裏の「粘着質なストーカーの顔」という激しすぎるギャップには、「この二面性が中毒になる…」といった声が多く寄せられた。
同作はWebコミックサイト「めちゃコミ」にて年間ランキング5位、「みんなの推し恋愛マンガ大賞」で“大人の恋愛部門”入賞を果たした同名コミックが原作。どこにでもいる普通の女性である主人公に迫るイケメン…という普通の恋愛マンガから一歩踏み出し、イケメンにとんでもない“属性”を持たせたことで話題に。
頑張り屋の主人公・蓬田藤子を演じるのは、「リコカツ」などの人気ドラマに出演した田辺桃子。W主演として、人気少女マンガ「わたしに××しなさい!」の実写化映画・ドラマを熱演した小関裕太が謎多きイケメン・仁科蒼真を務める。
恐怖のストーカー・上村浩平(森永悠希)から逃げ回る藤子。「どこ行った!藤子!」と半狂乱で叫びながら藤子を探す姿を見ると、なにをするかわからない危うさを感じる。身の危険を感じ、植え込みの近くにしゃがみこんで蒼真へ助けを求めようと電話をかける。しかし電話がつながる前に、上村に見つかってしまう。
「戻っておいで」と自分勝手な解釈の世界に浸る上村を前に、藤子の体は恐怖ですくんで動かない。あわやというタイミングで、駆け付けたのは蒼真だった。手際よく上村の腕を捻り上げた蒼真は、拘束した上村に低い声で「今後藤子さんに近づいてみろ。タダじゃおかないからな」と警告してから解放する。
上村が逃げ去ったあとも、藤子の体は恐怖の名残で固いまま。彼女を安心させるように蒼真が優しく包み込み、「落ち着くまで、こうしていましょう」と声をかける。自分もストーカーとは思えない、完璧な王子様の姿がそこにあった。
翌日、会社の後輩から蒼真のことが載っている雑誌をもらい受けた藤子。しかし改めてインタビュー内容を読み込むと、「休日の過ごし方」の欄で「彼女と過ごしています」という一文が見つかる。藤子の表情は一気にこわばり、「そっか、そうだよね…。そりゃいるよね。こんなにカッコいいんだもん」と自分に言い聞かせるような言葉が口からこぼれていく。
間仕切り越しに楽しく談笑した日々、ストーカーから守ったあと優しく抱きしめてくれたこと…。蒼真との思い出がフラッシュバックするなか「ちょっと…浮かれ過ぎたかな」と独白した藤子は、その日を境に“癒やしのお隣さん”と過ごしていたベランダには出なくなった。
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