井上祐貴、“2割り増し”での感情表現も「悠馬は学生時代の僕の理想」<何曜日に生まれたの>

2023/08/07 09:00 配信

ドラマ インタビュー

もっともっと求められている役者になっていたい


――本作は飯豊まりえさん演じるすいや、井上さん演じる悠馬の10年後が描かれますが、井上さんはご自身の10年後はどのように想像していますか?

37歳か〜。37歳でもやっぱりお芝居をしていたいというのは大前提で、今よりももっと実力ももちろん、知名度もあげて、もっともっと求められている役者になっていたいなと思います。本当は10年後よりももっと前に、そういう役者になっていたいですけど。10年後にはそういう役者になっていられるように、頑張っていきたいです。

――では27歳の今、俳優としてのご自身の現在地はどのように捉えていますか?

周りからどう見えているかはわからないですが、僕自身は、昨日よりも今日、何かを得ようと生きられている気がしています。だからまだまだなところもいっぱいあるけど、ちゃんと一歩ずつ前を向けているような感覚はありますね。もちろん客観的に見たら足りない部分はたくさんあるので、もっともっと貪欲にいきたいなとも思っています。

――まだまだなところはあるけど、自身としては納得していると。

いや、納得はしていないです。全然してない。悔しいこともたくさんありますし、ドラマや映画を見て「こういう役、俺もやりたい!」と思う毎日ですが、それを考えても仕方ないから。自分にできることを一つずつやっていこうと思っている今ですかね。僕、この仕事を始めたタイミングが、同世代の人と比べたら遅くて。すごく焦っていた時期もありました。まぁ今も焦ってないと言ったら嘘になりますけど、それについてずっと考えていた時期があるんです。共演する人全員先輩だし、年下だけど先輩とか、歳は一緒だけど大先輩とか。でもそれは変わらないので、気にし過ぎないようにしようと思っています。

――すごく素敵な考え方ですね。

と言っても波はありますけどね。気付いたらめっちゃ周りと比べている時期もあれば、「他は関係ない、俺は俺なんだ」と強気でいられている時期もありますし。ただ、その上がり下がりも含めて楽しめている自分がいるので、この自分でいられるうちはいいかなと思っています。

井上祐貴 撮影=篠田直人