芸人とタッグを組む俳優の顔触れは「笑いとは無縁な方」(上山D)を積極的に選出しており、鈴木忠親プロデューサーいわく「芸人さんが恐縮してしまうような、全く接点のない役者さんが多い。基本、芸人さんに対して意地悪な目線でキャスティングしています(笑)」。
ネタを演じる俳優たちは、「スタッフが想像するより3倍くらい本気」(鈴木P)で取り組んでおり、稽古中、「このせりふはどういう気持ちで言えばいいんですか?」と尋ねる者も少なくないとか。中には「芸人さんと連絡先を交換する俳優さんもいて、僕らが知らないところで稽古している方たちもいます」(上山D)。今回のスペシャルでも、収録当日、早くにスタジオに入り、本番直前まで稽古に励む俳優たちの姿も!
俳優が本気なら芸人も本気! 「自分の持ちネタをアレンジしたようなものではなく、ほとんどの皆さんが、ゼロから新ネタを作ってくれています。芸人さんは現場のアドリブで笑いを取る術を持っているだけに、それができないプレッシャーとも戦っているのでは」と鈴木P。また、他人が演じることで、逆にその芸人の笑いの本質が垣間見えるのも、お笑い通にはたまらない見どころだ。
上山Dいわく「スタジオをいい空気にしてくれる」のが、番組でMCを務めるバカリズムとアンタッチャブル・山崎弘也。「芸人の生理が分かっているから、コメントも的確」(上山D)で、鈴木Pは、ネタ披露後に解説を加える山崎を見て、「山崎さんも意外とちゃんと考えてる人なんだなと(笑)」感心しているのだとか。
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