山下美月“晃”、親友・加藤小夏“珠希”に全てを打ち明けた「いっそのこと、このまま消えたい」<さらば、佳き日>

2023/07/25 13:11 配信

ドラマ レビュー

晃「私とは真逆な人が好きでしょ? 」


晃が自宅に戻ると、電話が鳴っていて、母・奈緒美が入院したと知らされる。急いで病院に行くと、待合室に珠希を見つけた。奈緒美が晃の居場所を聞きに珠希の働くカフェにやってきたが、突然倒れてしまい、病院に搬送され、珠希はその付き添いで一緒に病院に来ていたのだった。

久しぶりに再会した晃と珠希。珠希は「今日はうちに泊まってって。こんな時、一人でいると寂しいでしょ」と優しく声を掛けるが、晃は「入院の準備があるから。大丈夫」と断った。

一人になった晃は、「桂ちゃんは私が妹じゃなかったら興味すら持たなかった。私とは真逆な人が好きでしょ?  明るくて、大人っぽくて、人懐っこくて」と、敦子や帆奈を思い浮かべ、自己嫌悪に陥っていく。

珠希「アキってホント、ウソばっかだよね」


そんな時、ドアが開いて珠希が入ってきた。「どうして一人で抱え込もうとするの? 何があったの? 話して」と寄り添うが、晃は「全然大したことじゃないから大丈夫」と、珠希に迷惑をかけたくなくて強がるばかり。

いつもはおっとりして穏やかな珠希が感情を露わにして晃に言った。「ウソつき! アキってホント、ウソばっかだよね。つらい時につらいって言わないのは偉くないんだよ」と。

これは、かつて珠希が晃から「無理して笑わなくていいんだよ。つらい時は無理して笑わなくていい」と言われたことを覚えていて、その言葉をそのまま返したことになる。

母・奈緒美は晃に見合いをさせようと画策


晃は「桂ちゃんと駆け落ちした」と話を切り出し、自分が無理やり迫って夫婦ごっこをしていること、周りから祝福されなくても一緒にいたい、そのためなら全部捨ててもいいと思っていることを打ち明けた。

そして、桂一にとっての自分はただの妹で、いろんな人を騙している状況に「何やってんだろう。いっそこと、このまま消えたい」という心境も洗いざらい伝えた。

翌朝もいつも通りに接してくれた珠希に感謝しながらも、晃は体調を崩した母親としばらく一緒にいることを決めた。

「あんたはどこにも行かないよね」と懇願した母・奈緒美だったが、最後のシーンで分かったのは、晃にお見合いさせて桂一から引き離そうとしていること。

次回、ついに最終回。兄と妹の“恋”の行方に注目したい。

◆文=ザテレビジョンドラマ部