奥智哉“明日香”が塩対応の稲葉友“柊”に拗ねる姿が切なかわいい＜みなと商事コインランドリー2＞

俺が側にいると明日香は勉強に集中できないと柊は帰ってしまう

明日香の部屋で柊に勉強を見てもらう明日香。しかし、話を聞かずに柊を見つめて手を握る。どうしたの？なんで？と柊に聞かれると、「柊くんのことが好きだから」という明日香。しかし、柊はそっけなく「ありがと」というとすぐに勉強に戻る。

「それだけ!?　俺たち付き合ってるんだから手を握り返してくれても…」と拗ねると、柊はわかったと言って手を握り返し、明日香を見つめ返す。柊の上目遣いがいい意味で無自覚な、あざとい魔性の魅力があってめちゃめちゃかわいい。

明日香も柊のすさまじい魅力に打ち勝てずにノックアウトされ、もんどりうって床に突っ伏してしまう。柊は呆れたように「もうわかった。おそらく明日香は俺が側にいると勉強に集中できないんだよ」と片付け始め、俺が側にいると明日香は勉強じゃなくて俺のことばかり考えてしまうと言って立ち上がる。

「ちょっと待ってよ」と明日香が慌てても柊は「大丈夫だよ、明日香。A判定取ったらちゃんとデートしよう。しばらく一人でがんばってみて」と淡々と言って出て行ってしまう。明日香が柊を追って外に出ると、たまたま湊と慎太郎の浴衣デートしていて「いいなぁ」と羨ましそうにつぶやく明日香。

ある日、柊が歩いていると瑞希と明日香が手を繋いで歩いているところを目撃する。明日香たちは近くのカフェに入って並んで座り、待ち合わせの男性がやってくると「俺たち付き合うことになったから」と明日香が瑞希の肩を抱いて告げる。立ち止まって見ていた柊は表情を曇らせて立ち去るのだった。

柊と恋人同士になったことが嬉しくてたまらないといった明日香の姿が愛おしく、塩対応の柊に焦れている姿はかわいそうでもあるけれど、かわいく思えてしまう。柊は感情の起伏がないように思えたが、変化がもたらされる兆しが感じられて期待させられる。今後の明日香と柊にも注目していきたい。

※超ときめき宣伝部の正式表記は、ときめきと宣伝部の間に白抜きハートマーク

◆構成・文＝牧島史佳